こちら玉寿司さんは、そういった危惧が全く必要のない安心のできるお店です。
老練で腰の低い店主と愛想のいい女将さん、そして娘さんの三人で切り盛りをされてます。
入店直後の店主の「いらっしゃいませ」の声掛けで、大よそを悟ることができます。
完全なウエルカムの姿勢とお店の雰囲気が伝わってきました。
促されるままにカウンターに座ります。
数年前にリニューアルをされた様子の店内は、とても清潔感に溢れ落ち着いた大人のジャズが流れてます。
(店主は、本当はジャズが分からないと言います。(笑) どうやら女将さんか娘さんの好みのようです)
お任せで握りをお願いします。
一通り握りが供されたところで、「なにかお好みの物は?」と尋ねてくれます。
追加のネタをいくつかお願いしたのち、今が旬の山菜を交えた天ぷらをオーダー。
店主は握りのみに専念し、サイドメニューの料理や仕込み、その他周りの仕事は娘さんが担っているようです。
その阿吽の呼吸と共に澱みなく流れる仕事が、見る者には心地よい安らぎをもたらしてくれます。
ご馳走様でした。

創業八十年の看板
重みを添えてます