2年目の作業~その2 | 希望ヶ丘盆栽通信

希望ヶ丘盆栽通信

30代の頃より自己流でミニ盆栽を楽しむ。その後、小品盆栽を学ぶため京都に通う。約10年、盆栽教室にて技術・知識・鉢造りなどの指導を受ける。日々の手入れを通じて季節の便りをお届けできればと思います。

今日は真柏です

 

先週、アップした真柏の続きです

先週の作業ではジンを剥きました

 

昨年、実施した1年目の作業~

割と大きめの素材に取り木を掛け、発根はまあまあでしたが

たくさんの枝を付けていたので一時的に弱りました

 

いろいろ手をつくし、何とか回復、、、

芽も立ち始めたので摘んでフトコロの芽吹きを促しました

 

そして1年が経過し7月上旬の姿です

ジンを剥きました(拡大して剥きました)

やや下にさがったジンで直線、、、

何となく締まりがない~

 

ジンを詰めました

黄色丸です、、、変化が出る箇所まで詰め(赤矢印)、青矢印は

短くしました

 

フトコロの本葉が充実した箇所は、いままで棚を構成していた

間延びした枝を飛ばし、立て替えました

まだ、立て替えに早い箇所は、更に葉を調整しています

 

黄緑丸は将来の枝棚イメージです

 

外した枝の一部です

 

ジンは活きている際まで削り込みました

隣のジンと繋がりました

 

斜め上からです

フトコロが充実すれば外す枝も、針金で抑えてあります

 

フトコロに吹いた本葉です

 

裏です

素材の頃でしょう、、、捻ったところが見えます

 

ジンを詰めたことで幹に負けない、樹形のバランスを保つ

長さ・太さになりました

こうして眺めると下のジンでも鉢から出るのは程々は良いようで、、、

 

現在、フトコロの本葉を守っている枝は秋には外せると思います

 

今日の作業は、ここまでです

ここからは肥培です

芯は延ばします(幹に対する太さを得たら飛ばします)

キツめの針金は秋まで待ちます

 

今日の針金、、、適期ではありますが芽を飛ばさないように

注意が必要です

 

時々書きますが、

3年で形を作る~

どんな素材でも可能と言う訳ではなく「作業が出来るくらいに

樹勢が乗っていること 」

全体が本葉、杉っ葉は問いません

 

参考

2015年頃、瀕死の状態でした

ここから3年掛けて、ひたすら回復に努めました

そして昨年、作りにかかりました

 

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