せっかくだからLGBTの映画レビューを。
10月9日、「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」に行ってきた。
こんな素敵な映画祭が始まって20周年を迎えるというのは嬉しい限りだが、
僕としてはこの映画祭の名称には不足を感じて遺憾である。
なぜLとGに限定する?
バイの不可視化というのもあるが、トランスはメインの題材だろう。。
いろんな要素と概念を内包するクィア映画祭にすればいいのに。
観賞した作品は『Romeos(ロミオ)』
ベルリン国際映画祭で話題沸騰!新時代のクィアムービーがドイツから上陸!
とパンフには書かれている。
なんと、FtMゲイのお話である。
http://tokyo-lgff.org/2011/program01.html
冒頭はドキュメンタリータッチに、ホルモン打つのを自分撮り
(ネットのトランス交流サイトに動画を上げるためだろう)
するところから始まる。
そうかぁ。注射器購入して自分で打つ手もあるのか。
毎回通うのも時間のやりくりきついしな。
ホルモンで見た目は完全にパスしているが、
よく見ると胸のあたりが不自然にずんぐりむっくり。
まだ胸オペ前なのだ。
ナベシャツ普及してないのか、大きいからか、いわゆるバリバリで潰していた。
海外のFtMは体質や骨格上、胸でかかったりするよな。
いやあうん、上半身映すシーンがあったんだけど、でかかった、つか垂れてた。
やっぱ無理に圧迫すると垂れてくるんだろうね。
取っちゃえば無問題なんだろうが、術後に影響はないんだろうか。
下もオペ前(するか知らんが)なので
「偽チン」持ってるシーンが出てきたり。
こいつは股間に自然な膨らみを出すための模造品。
今はけっこうリアルなモノ(精度の高いどこだかのは8万ほどだった。お高い!)
が出てるけど、おそらく学生の手を出せる範囲のモノだろう。
診断書はあるが、戸籍はまだ女のままなので女子寮に入れられる。
女子寮の寮母さん?は力になってくれるが、上の男の管理人はお話にならず、
こんなに男に見えると思わなかった、と言いながら「元女」の認識で珍しいモノを見る目だ。
結局、戸籍変更までしない限りこういう視線受けるんだろうと、心に痛かったね。
逆に言えば描写がリアルでうまいとも言えるんだが。
でも、やー、女子寮に男いたら普通にまずいっしょ。こんだけ見た目パスしてると。
主人公ルーカスの親友でビアンのイネ、かわいかったなぁ。
ファビオ、いい体してたなぁ。ってこらゲイ目線(笑)
しかしソフトマッチョでいいガタイしててもあんなに男らしいゲイって珍しくね?
ガチムチでヒゲマッチョでもオネエでバリネコ、とかのが実際多いんじゃなかろうか。
ファビオ、あれ多分タチだよなぁ。
この映画の監督はノンケなんじゃなかろうかと。どうだろう。
FtM関連の描写はリアルだけど、ゲイ関連の描写には腑に落ちない点がいくつか。
トランスゲイの友人の話を聞いたFtMノンケだったりしてね。
ルーカスがFtMだとゲイ友達(スベン、だっけか?)にバレるんだが、
「いいね、FtMとヤってみたかったんだ。前にいれたい」
とかなんとかいうシーンがあって。
ゲイってネコ(セックスにおいて受け身の側、いわゆる女役のほうね)
が多いイメージだし、遊びでヤるだけならモノがついてる方が興奮するんでないのか?とか。
それはどちらかというと興味本位なノンケが言いそうなセリフだろうと。
ぐだぐだ勝手に考察。
ルーカスはイケメンゲイのファビオと惹かれ合うも、
服を脱ぐことができないためなかなかハッテンできない。
バレて一度は激しく拒まれるが、最終的にはくっついて、ベッドエンド(笑)。
ラストは胸オペ後の上半身を晒して、叫びながら海に走っていくシーンで終わる。
途中で海に行っても服脱げないシーンがあったからね。
バレたくないっていうのはわかるんだが、余裕のなさが痛々しく。
でも、トランスする実際上でのリアルな問題だから
気持ちが痛くわかってしまうもんで、チクチクきました。
今の僕のパス度は本当に半々、50%くらい。
ぶっちゃけ男女どっちにも見えるんじゃないか。
どっちつかずで困る。
女子トイレだとちょいちょい視線を浴びるから
人の多いところ使うどうしてものときは、視線を意識しないように下を向き、気持ち上コソコソと入る。
あまりコソコソすると怪しいので表には出さない努力が必要だ。
男子トイレでも、なるべく人と顔を合わせないようにする。
「あいつ、大かよ!」て思われるし(笑)
この身体のままじゃこれ以上パス度を上げるには限界がある。
でも女の子するのも、なぁ。
どうすりゃいいんだ全く。。