『独裁者とイエスマン』と題して、内田君が日本学術会議の新会員任命拒否を批判。
日本学術会議の新会員任命拒否に私はつよく反対する立場にある。それは私がこの問題で政府への抗議の先頭に立っている「安全保障関連法に反対する学者の会」の一員であるということからもご存じだと思うけれど、私は一人の学者としてと同時に、一人の国民として、それも愛国者としてこのような政府の動きに懸念と怒りを禁じ得ないでいる。その理路について述べる。
任命拒否はどう考えても「政府に反対する学者は公的な承認や支援を期待できないことを覚悟しろ」という官邸からの恫喝である。政権に反対するものは統治の邪魔だからである。
「統治コストを最少化したい」というのは統治者からすれば当然のことである。だからその動機を私は(まったく賛成しないが)理解はできる。
けれども、統治コストの最少化を優先すると長期的には国力は深く損なわれる。そのことは強く訴えなければならない。
==(以上、引用終わり)==
はい、ダウトォ!
ゆかぴょんは、度々、内田樹を批判しています。
何でかというと、蓮舫・辻元清美・山尾志桜里に騙されるような知性の不自由な人にどう説いたところで目を覚まさせることはできないでしょうが、内田樹に騙されるのは仕方ない面があると思うから。
内田節は、何となく読んでると(ふむふむ、なるほど…)と自分が知的になったような錯覚を与えられつつ騙されるので、それを防ぐべく、微力を尽くしているのである。
内田君は、ごちゃごちゃともっともらしいことを書いているけれど、中身がないし、問題の本質から論点をズラしている。
この問題は、
Q.公務員、准公務員になれなかったら、「学問の自由」が侵害されるんですか?
A.大学で研究すればいいだけの話しでしょ。公務員じゃなきゃダメなんですか?
「学問の自由」は関係ないですよね?
Q.任命拒否理由を開示せよ!
A.大学受験、入社試験、昇格・昇進…、落ちた理由をいちいち開示しないといけないですか?
開示せよと言うのなら、そもそも、推薦リストに入らなかった人にその理由をいちいち開示しているんですか?
今回、拒否された6人はどういう論文を書き、どういう業績があり、どんな理由で推薦リストに入ったのか、説明して貰えますか?
逆に聞きたいのですが、学術会議の本来的な意義は「科学の発展のため」だと思うのですが、学術会議の会員になれるのは、法学・政治学者389人に1人、電気・電子・工学学者は38,486人に1人らしいですね。
おかしくないですか?
日本学術会議は「軍事研究はしない」と宣言しましたが、軍事研究に繋がらない科学などありえません。
それを日本学術会議が恣意的に判断するのなら、そっちの方がよほど「学問の自由」を侵害しているでしょう。
なぜ、今回、菅首相が任命拒否したのかは不明ですが、首相に任命拒否を含めた人事権があるかないかでいえば、税金を投入している以上、任命承認機能があるなら否認機能もあるに決まっているじゃないですかw
選挙などの民主的な手段によって選ばれたわけではない、学術会議のボス猿が推薦リストを作成し、それを首相は盲判を押して承認すべき、と主張するのはおかしいでしょう。
「金は出せ!口は出すな!学術だけど、科学者より政治学者・法学者優先は突っ込むな!」
半沢直樹なら、「ゴミ扱いしているのではありません。ゴミだと申し上げているのです!」と言うところですな、と思うゆかぴょんなのであった。ちゃんちゃん。