コロンビアのデリバリーアプリ新興企業、ラッピが技術チームの再編成に伴い従業員6%の人員削減を進めている。
同社はまた、デリバリー事業を開発する際に企業秘密を盗んだとして米国で訴えを起こされている。
同社はソフトバンクグループのソフトバンク・ビジョン・ファンドから最大10億ドル(約1100億円)の投資を受けており、企業価値は35億ドル程度と評価されている。
==(以上、引用終わり)==
コロンビアみたいな経済が崩壊して道端に自国の紙幣が捨てられているような国の企業にも出資していたとはビックリです。
(正確な統計が取れるものなのか、ちょっと疑問ですが)、世界のGDPランキング2018年によるとコロンビアのGDPは39位/191ケ国で3310億ドル(@110円で36.4兆円)。
SVFの投資チームには「3000億円までは取締役会の決裁は不要やで」と権限移譲していたようですが、コロンビアのGDPの0.3%に相当する額を1企業に突っ込むのはどうなんでしょう?
(1100億ドルあれば、苦労して真面目にデリバリーアプリ企業を経営するよりももっと効率的に金儲けできるやんけ!例えば、闇金とかw)
(この1100億円、私的流用して豪遊しようぜ!なーに、経営に失敗、辞任したことにして海外逃亡すればアスタマニャーナ(明日は明日の風が吹く)!オレはコロンビアのアニータになる!)
みたいな誘惑に駆られたりしませんかね?
だって、終戦直後の日本のような外貨不足のコロンビアで10億ドルの資金を扱えるというのはトンデモないアドバンテージじゃないですか。
また、日本でいえばGDP500兆円×0.3%=1.5兆円をユニコーンと目されているにせよ、新興企業1社に出資するということがありえますかね?
昨日15日終値ベースで、(3993)PKSHAが時価総額1185億円、(4382)HEROZが890億円、(3906)ARBERTが390億円、(4425)Kudanが594億円、4社合計でも3059億円。
1100億円にあと500億円ほど足せば、理屈の上では4社合計の50%超の株式を握れるから、ゆかぴょんだったらそっちの方がいいと思うのですが…。
コロンビアの、おそらくは万年赤字会社にホンマに35億ドルの企業価値あるのかなあ…?
エンジェル投資じゃなくて、ある程度は目鼻がついたユニコーン企業(推定企業価値10億ドル超)を中心に出資する方針なんだろうから、(高く買って高く売る、それの何が悪いんや、トータル2倍以上になれば大成功やんけ!)なのかもしれませんが…。
80年代や90年代のメキシコ危機、90年代のアジア危機、『株は暴落した時に買うものです』を実行していれば大儲けだったのはその通りですが、単価や企業価値は不明なものの、常識的に安値で買い叩いたのではなくて高値掴みに思えます。
まあ、しょせんはゴマメの歯ぎしり、下手な考え休むに似たりかもしれませんが、ゆかぴょんはこういう投資姿勢の企業は信用する気にはなれませんなあ…と思うのでした。ちゃんちゃん。