ニューヨーク州立大学バッファロー校の研究者は、スマートフォンで撮られた写真わずか1枚のみでどのデバイスで撮影が行なわれたかを割り出す方法を発見しました。感度不均一性と呼ばれる、デジタル写真特有の欠損が鍵になります。
「雪の結晶のように、スマートフォンもひとつとして同じものは存在しない。製造者や機能に関係なく、それぞれのデバイスは、撮影した写真のごく小さな欠損から特定することができる」と論文の筆頭著者のクイ・レン氏は述べています。
研究は、30台のiPhone6sと、10台のGalaxy Note 5で撮影した16,000枚の画像を使って行なわれ、デバイスの判別は99.5%の精度に達したとのことです。
==(以上、引用終わり)==
銃から発射された弾頭にはライフルマーク(施条痕)と呼ばれる、ライフリングを通った跡が残り、これは使用された銃によって微妙に違うので、人間の指紋と同様に、弾を発射した銃の種類だけでなく個々の銃まで特定出来ることが知られています。
それと同様なことがスマホの写真でも可能になると…。
個人情報-スマホの写真が紐付いているFacebookの有用性が益々増えてしまう?
機種変更や他人のスマホで撮影した写真を転送→Facebookに投稿といったパターンもあるんでしょうが、Aというユーザーがアクティブかつ直近の投稿複数が同じスマホで撮影した写真…というぐらいは容易に把握出来るのでしょう。
ということは、Facebookで名前を入れて友達検索したら数億ユーザーからほとんど一瞬で候補が表示されるように、スマホで撮影した写真→同じスマホでFacebookに投稿した写真がないかどうか?の検索が裏機能で実装されてもおかしくない。
テロリストや誘拐犯が画像付きメールを送信してくる→画像で同じスマホで撮影された写真がFacebookに投稿されていないか検索する、みたいなことも可能になる…のかな、と。
まあ、犯罪者なら通信そのもので逆探知を警戒して当然飛ばし端末を使ってるでしょうが、内部告発なんかだと「アレをチクったのは誰じゃーい」的な需要があったりして。
テクノロジーとビッグデータを組み合わせると、テクノロジーの進化×仮説×利用目的で「あんなこといいな、出来たらいいな」が実現していく。
データサイエンティストの需要はこれから益々増加するんでしょうな。
しかし、この方程式のもたらす利益は圧倒的に米国に流れ込み、次いで独自のIT空間を築き上げている中国に。
そして、日本にはビッグデータがないと智恵子はいう、てな惨状。
FANG、Alibaba、Tencent、いずれも数億ユーザーを超え、2桁億ユーザーになるのは確実。
それだけのDBを齟齬無く運用出来ているのに対し、日本最大規模のDBである住民基本台帳やマイナンバー、年金システムはトラブル続き。
システム面からみると、とうの昔に企業は国家を超えている。
というか、NTTデータ、富士通、NEC、日立システムズ等は官公需と人月商売にどっぷり浸かって国際競争力を失っていて、それを使うしかない日本国も米中から大いに劣後してる。
そう考えるとですな、バフェット太郎ちゃんに「FANG銘柄に投資するクソださい投資家」と罵られようと、PFの中にはFANG的な銘柄を一定割合入れておくべきだなー、と思うのです。
ダウ平均:年初20,000ドル→12/13終値24,585ドル(+22.9%)
KO :年初42ドル→12/13終値45.9ドル(+9.3%)
IBM:年初170ドル→12/13終値154ドル(▲9.4%)
PG :年初85ドル→12/13終値91ドル(+7%)
KO、IBMは2017年のS&Pコア10種、ダウ10種、ダウコア10種に該当。
PGは2017年のダウコア10種に該当。
ダウの犬投資法やそれに類似するS&P10種投資法にリストアップされる銘柄が今年は散々なパフォーマンス。
指数の上昇率の数割がテック系銘柄のそれによる年だったから仕方がないともいえますが、KO、IBM、PGのターン!が果たしてくるのであろうかと疑念を抱くアホルダーゆかぴょんなのであった。ちゃんちゃん。