12月5日、PEZY Computing社長の齋藤元章氏が、助成金詐欺の疑いで東京地検特捜部に逮捕されました。

 

報道によるとPEZY社の社長と開発部長の2人は「新エネルギー・産業技術総合開発機構」(NEDO)」に虚偽の書類を提出し、約4億3100万円の助成金を振り込ませたとのことですが、門外漢には実態は藪の中。

ただ、まあ、ゆかぴょんの独断と偏見ながら、この齋藤氏は日本における量子コンピューターの第一人者の一人でしょ?

齋藤氏が2015-16年にロードマップとして予測していたことのうち、2017年のそれは的中。

・2017年秋 量子計算クラウドサービス開始

→NTT 量子ニューラルネットワーク(QNN)」をクラウド上で体験できるシステムを開発し、11月27日より同システムを公開すると発表

・2018年 齋藤氏のAIエンジンおよびエクサスパコン開始

・2019年 仮説立案・仮説検証サイクルが稼働開始

 

量子コンピューターは強いAI(汎用AI、AGI)と共に、それを先行開発出来た国・企業が圧倒的に有利になる技術です。

 

逮捕の理由が、『補助金の用途外使用』だとしたら、その程度の自由度しかない資金しか提供できない日本国のシステムが劣ってるということです。

(米国・中国の基礎研究・ベンチャー企業への資金供給と日本のそれを比較すれば、まあその通りなんですけど)

 

『実態のない全くの詐欺』であったとしたら、長いことそれを見抜けないリハクばかりの国だったということで、始まる前から終わってます。

 

個人的には、「東京地検が逮捕?だったら、日本の量子コンピューター開発を妨害するために逮捕したんだろうな、米国の意向で」と思ってます。

ゆかぴょんは検察なんぞ全く信用してませんから。

それと齋藤氏が全くの詐欺師とは思えないませんから。

 

いずれにせよ、この逮捕によって、日本の量子コンピューターの開発が遅れることはあっても進むことはないでしょう。

 

日航機123便事故でトロン技術者が葬り去られたと囁かれるように、この事件も「あれが日本の衰退を決定づけた」と評されるようになるのかも知れないなあ、と思うゆかぴょんなのであった。ちゃんちゃん。