引用元は6月頃の記事。
ゆかぴょんが通う日本橋、そして日本橋OLが目の敵にする東京駅の反対側、山手線のインサイドである大手町。
それらを含む千代田区・中央区には、日本全体の上場企業約3600社のうち、599社(の本社)が存在するとのこと。
たった2つの区に日本の上場企業の17%が集中し、それも日本を代表するような企業が多数。
この599社を【帝都銘柄】と名付け、それ以外を【非帝都銘柄】と比較してみると…
2016年12月末を基準とし、3年前、10年前で株価騰落率を比較
<3年間>
帝都銘柄・・・25%
非帝都銘柄・・・36%
<10年間>
帝都銘柄・・・16%
非帝都銘柄・・・29%
「TOPIX Core30」と非帝都銘柄を比較すると
<3年間>
TOPIX CORE30・・・-16%
非帝都銘柄・・・36%
<10年間>
TOPIX CORE30・・・-32%
非帝都銘柄・・・29%
いずれも非帝都銘柄>帝都銘柄
そして、次に社名に漢字が使われている「漢字企業」とそうでない「非漢字企業」を比較すると…
<3年間>
漢字企業・・・31%
非漢字企業・・・7%
<10年間>
漢字企業・・・17%
非漢字企業・・・39%
さらに、社歴と株価の関係は?
<3年間の株価のパフォーマンス>
10~20年・・・52.5%
30~50年・・・44.6%
100年超・・・18.7%
<10年間の株価のパフォーマンス>
10~20年・・・64.7%
30~50年・・・50.0%
100年超・・・-4.4%
なんと社歴の短い方が明らかにパフォーマンスが (・∀・)イイ!!
この記事を書いた藤野英人氏が創業者の一人であるレオス・キャピタルワークスではなるべく、「千代田区・中央区以外の会社」で「社名がカタカナ」で「社歴が50年未満の会社」に投資をするようにしているそうな。
…確かに、大手町・丸の内に本社を置く上場企業って革新的な企業は少ないような気がする。
アメリカだとGEやIBMに見るように、歴史のある大企業であっても絶えず不採算事業は切り捨てて、新規事業の開拓を行ってる。
まあ、株価は不調だけどw
日本の場合は、最初はゲゼルシャフト(機能体組織)だったはずがいつのまにかゲマインシャフト(共同体組織)となって、長い物には巻かれろ(規制を通じた既得権の強化、天下りの受け入れ)、お家大事(組織の存続第一)、身分制(正社員のピラミッド型組織→さらに下層に子会社、下請け、契約・派遣等の非正規社員)と大企業病・停滞していくように思う。
これが、名古屋のトヨタ系自動車産業、京都系企業(任天堂、村田製作所、日本電産、京セラ、ローム、オムロンetc)だと、政治から距離を取って、規制や既得権に頼らない経営をしている…ように思う。
では【非帝都銘柄】にはどういう企業があるのかは次の記事でw