かつて9期連続赤字だったメガネスーパーが2期連続の黒字となり、8期ぶりのボーナス支給だとか。
安売り競争を止めて、「アイケア」重視の戦略に切り替えたことによるものだとか。
それを実行したのが、 2013年に投資ファンドの要請でメガネスーパー社長に就任した星崎尚彦氏。
欧米流の経営が全て正しいか、それを以てして日本企業の経営改革で結果を出せるかといえば、必ずしもそうではない。
例えば、原田泳幸。
1968年 - 長崎県立佐世保南高等学校卒業。
1972年 - 東海大学工学部通信工学科卒業。
1995年 - ハーバード・ビジネス・スクール Advanced Management Program(8週間の合宿型短期講座)修了。
…ん?と疑問符がつくような学歴ながら、1997年にはアップルコンピュータ(株)代表取締役社長兼米国アップルコンピュータ社副社長就任に上り詰める。
2004年に日本マクドナルドHD(株)のCEOに就任。
2014年に(株)ベネッセホールディングス代表取締役会長兼社長、及び国内教育カンパニー長就任。
いずれも企業文化を破壊、リストラで見た目の業績を糊塗しようとするも業績悪化で退任となり、本人は高額の役員報酬と退職金を貰って万々歳…というのがゆかぴょんの評価。
成功事例としては、カルビーの松本晃社長。
京大農学部→伊藤忠→ジョンソン&ジョンソン代表取締役社長から2009年にカルビー代表取締役会長兼CEOに。
以来、その経営手腕を発揮して、2011年3月に上場したカルビーを1000円以下の株価から右肩上がりに4,450円(6/23時点)へと成長させる。
メガネスーパーの星崎氏は後者のパターンかな、と。
業績的、財務的、人材的に劣勢なメガネスーパーを3年余りで立て直し、勝負出来る体制へと持っていきつつある。
メガネスーパー(3318)
69円(▲2 2.82% 2017/6/23)
時価総額 109億円
PER 47.59倍
PBR ---
BPSは未だ▲11.11円で債務超過状態だけど、これまで処分してこなかった投資ファンドが黒字転換して経営状況が劇的に改善されつつある中で手を引くことは考えにくい。
発表された中期経営計画は超野心的プラン。
2017年4月期→2021年4月期
売上高 178億円→286億円
当期純利益 1.1億円→16.3億円
市場の評価は本日の株価が示す通り、ワロス、ワロス。
ただ、中期経営計画は話半分に聞くにしても、2015年1月からの2年半で、下は一瞬50円割れ、上は上髭で一瞬100円突破のBOX相場。
経営体質の黒字転換が本物だとしたら、下値は限られていて、5割ぐらい利食いチャンスがどこかであって、本当に成功路線ならメガネチェーン店は粗利率が高いだけに、株価3倍・5倍は夢じゃない、と思うんだけど…。
ということで、ゆかぴょんは「メガネスーパー買い!」
70円で1.5万株買って、さっそく1円分含み損状態になりましたとさ。ちゃんちゃん。