disり愛シリーズ第三弾といいたいところですが、disってはいない紹介記事の引用です。
IBM一点集中投資家の東条雅彦さんが、バフェット翁のIBM一部売却報道に追随し、その半分を売却してGOOGLに乗り換えたことについて<シーゲル流投資で億万長者になる>ことを目指しているHiroさんがコメント記事を出しています。
【バフェットがIBM売却!】あなたとバフェットは違うんだからさ…、と題した記事。
>バフェットの投資を真似る投資法はそんなに馬鹿
>にはできないと思います。
>売買タイミングの差はどうしても生じてしまいますが、
>株は誰が買っても平等ですからね。
>バフェットコピー投資戦略を取っている人がバフェット
>と同じくIBM株を売るのは、それはそれで合理的だと
>も言えます。
>ただ、特にバフェット信者ではなくバフェットの投資
>動向は参考程度にしている多くの米国株投資家は
>IBM株を売却する必要はないと思います。
>そのままIBM株のホールドで何ら問題ないと思います。
「株式投資は信念を持って臨機応変に対応することが肝要」という格言を聞いたことがありますが、東条さんは3月にIBMを買い増し、Hiroさんは4月に投資しています。
タイミング的には (ノo`)アチャー だったわけですが、その後の対応は東条さん=(半分売却)、Hiroさん=(ホールド)と異なっています。
どちらが正しいかは現時点ではわかりませんが、どちらも応援したいなあ、とゆかぴょんは思います。
なお、Hiroさんはその後も「IBMに集中投資されている有名ブロガーさんを見て思う配当の威力」と題した記事も書かれています。
また、Hiroさんのいくつかの記事を組み合わせて考えると、ゆかぴょんは「IBMは(バフェットプレミアムが剥落して株価が下落している今こそ)買いかもしれない」と思っています。
・20世紀後半のタバコ銘柄の投資リターンはめちゃくちゃ高かった。
・20世紀後半にフィリップモリスの長期株主リターンがあれほどまでに高かったのはなぜか?
・それは長期的に投資家の増益期待が低かったから。
常に(訴訟による巨額賠償リスクなど)危険危険と投資家に思われ続け株価が低く抑えられたにも関わらず、実態はタバコビジネスが膨大な利益を出し続けたから。
長期投資では市場に居続けて、稲妻が走る瞬間をじっと辛抱強く待ち続けるしかありません。
稲妻が走るまでに、どれほど配当をコツコツ再投資できているかがミソです。
高配当株への配当再投資戦略では、特にこの「稲妻が走る瞬間」を大切にすべきです。
なぜなら、高配当株は短期的なキャピタルゲインは期待しにくく、株価は横ばいになるケースが多いからです。
そして、ある瞬間ドカン!って稲妻のように株価がググっと上昇する傾向にあります。
この2つを組み合わせると、現在絶好調なタバコ銘柄とIBM、どちらを仕込むべきかというと、ゆかぴょんはIBMじゃね?と考えるわけです。
勿論、それはIBMが今後10年、20年生き残り、出来れば増収増益基調に転換してくれることが前提ですけど…。
Watson儲かってないんじゃね?とか、クラウド事業はAmazonとMicrosoftに駆逐されてしまうんじゃね?といった不安やリスクを取ることで正当なリターンが受け取れる…のじゃないのかな、と。
東条さんとHiroさんの記事はいつも参考になるし、人の陰口を叩くような不快な記事がないことから、これからも楽しみにしている次第。
よって、敗者なし、戦場に立つものは既に勇者である、と結んでおきます。