先日、IBM一点集中投資家の東条雅彦さんが、バフェット翁のIBM一部売却報道を受け、東条さんも追随、保有するIBMを半分売却→GOOGLに乗り換えしたことが投資ブロガー界に波紋を投げかけました。

 

バフェット太郎氏→東条雅彦さん

バフェット太郎氏はコバンザメ投資法の末路と称して有名投資家に安易に追随することを批判しています。

 

また、配当貴族株指数がS&P500指数を上回ってきた歴史と題する記事の中で『経験の浅い未熟な投資家ほど、わずか1銘柄に集中投資して市場平均を大幅にアンダーパフォームしているのにも関わらず、配当を含めれば損は出してない(ドヤ)と言ったり』と東条さんをdisり、さらには東条さんの記事(何か変だぞ?いま話題の配当貴族インデックス投資に潜む罠)をリンクして『配当貴族株を高配当株と同じものだと誤解して、高配当株とS&P500指数のパフォーマンスを検証して、配当貴族株がS&P500指数に劣るという間違った印象操作をするなど、最高に恥ずかしいことを平気でやったりします』と痛烈に批判しています。

 

なんだかやけに攻撃的だなあ、という印象。

 

東条さんはもともと一点集中投資はギャンブル的要素が強くて良い子は真似しちゃいけません、バフェット翁のバークシャーに投資するか、バフェット翁が言うようにS&P500連動ETFに投資するのがベターですよ、と主張しています。

 

東条さんはIBMについて調べぬいて「イケる」と思ったから一点集中投資したけれど、その際もギャンブル性の高い行為だということは十分に自覚し、言及していたわけです。


その戦略に批判はあってもいいけれど、リスクを承知で戦いに挑んだ勇者が(現在のところは)敗れた時に、「馬鹿な奴よ」と嘲笑するのはいかがなものかと思います。

またもう一つの批判の方は「タイトルが"配当貴族インデックス"と称しながら、『バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)』という高配当銘柄ETFで比較しているのは違うんでね?」と指摘すればいいだけかと思います。

とはいえ、VYMも配当貴族銘柄はかなり含んでいるみたいですけどね。
上位25銘柄で55%を占め、その中には(XOM、JNJ、T、PG、CVX、VZ、KO、PM、PEP、IBM、MO、MMM、MCD、WMT、ABBV)といった配当貴族銘柄が含まれ、太郎ちゃんPFの10銘柄全てが網羅されています。

となれば、太郎ちゃんが突っ込み、分析すべきは
・「VYMはS&P500に劣後する(こともある)」という分析がどの程度妥当か?
・VYMと配当貴族指数はどう違うか
といった点についてだと思います。

よって、正当な批判からズレていると思われるため、バフェット太郎ちゃんの負け!とゆかぴょんは判定いたします。