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日米株式市場の動向や投資・資産運用をサポートする情報を配信する番組ですけど、マーケットハックでお馴染みのコンテクスチュアル・インベストメンツ広瀬隆雄氏による「<米国株セミナー>広瀬隆雄のやっぱり米国株!11月」に面白いコメントがありました。

米ネット株は成長率が鈍化、トランプ相場で買っていい株・悪い株
Q1.「為替、ドル/円の見通しを教えてください」
A1.基本的には少しドル高。幅としてはそれほど大きくなくマイルドなドル高を想定。
 

Q2.「トランプバブルは半年ぐらい続きますか? 調整はないんですか? ラリーは終わりますか?」

A2.今は素直にトランプ銘柄に乗ろうかと。

例えば、JPモルガンチェース(JPM)、キャロン・ペトロリアム(CPE)、ベーカー・ヒューズ(BHI)、ノースロップ・グラマン(NOC)、グラナイト・コンストラクション(GVA)。少し付け加えると、ユナイテッド・レンタルズ(URI)、マニトワック(MTW)、バンク・オブ・アメリカ(BAC)など。

 

逆にダメなのは、 REIT(不動産投信)、公共株(電力、通信)、ヘルスケアなどの金利上昇に弱い銘柄。それから、バイオ、ネット株などのPERの高い(=急成長を買われている)銘柄。

 

高成長を買われている銘柄は、前年比の成長率そのものも大事だけど、それ以上に前年よりも成長率がカクンカクンと鈍化していないということが決定的に重要。

景気が良くなり鈍くさい重厚長大企業でも前年比売上や利益が20%、30%当たり前になったら、 高成長銘柄で前年比で成長率が鈍化してるような銘柄というのは、これからギトギトに売られるリスクが非常に高い。だから、そこらへんの株というのはもう全部売り払ってください。僕だったら一切投資しない

 

Q3.「金鉱株。順調にインフレすれば金鉱株は買いですか?」。

A3.目先は売り。なぜかというと、(2016年の)12月14日に利上げがあるから。だから、まだ金鉱株を買うのは早い。ただ、利上げがあれば、どこかでアメリカ株が調整する局面が来るかもしれない。金鉱株が輝くのはそういう時。 アメリカ株、ドル、そして金利が下がったとき、そういうときにゴールドを買ってください。今じゃないということね。

 

Q4.「広瀬さんはNVIDIAを取り上げませんが、なぜですか? どこまで上げると思いますか?」。 A.NVIDIAというのはいい会社。どちらかというとよく知ってる銘柄。

だけど、GPUのビジネスというのは本当にサイクルのビジネスで今は新しい新製品サイクルに入っているし。それからコンソールの買い替え時期とかがあるので、需要は強い。 それに加えて、Facebook、Twitter、Google、Amazon、そういったネット企業はAIに非常に力入れていますよね。これは大失敗しそうな雰囲気がプンプンしてるんだけどさ。 もうGoogleとかは、決算のカンファレンスコールでもう「うまくいっていません」ということをはっきり言っているよね。 それでFacebookだって、今回の偽ニュース問題でボコボコに叩かれているけど、あれ、はっきり言って、FacebookのAIがしょぼいから、それで偽ニュースが出回りまくったわけでしょ。 そういうこと考えるとさ、このAIブームというのは、僕はすごく短命に終わるんじゃないかなと思っています。だから、取り上げない理由というのはそういうこと。

 

Q5.「Amazon、今、いったん上がってますけれども、また下げに転じますか?」。

A.Amazonは売った方がいいと思う。危ないと思う。

なぜかというと、

1、AWS、Amazon Web Serviceの成長率が鈍化してきている

2、これから先行投資を上乗せ、つまり利益を犠牲にすると会社側が言っている

3、その先行投資の中身はテレビドラマ(笑)。 Netflixに対抗するために、Amazonもたくさんテレビドラマを撮ると言っている

これってなんかすごく、reassuring(心強い、安心を与える、元気づける)というか、投資家を安心させるようなコメントじゃないよね(笑)。 だから、この前のカンファレンスコールのときに「ドラマにものすごく注力する」と言っていて、アナリストはみんな「う~ん」って感じで、「う~ん」「ふ~ん」なんて唸ってましたけどね。僕はこれはすごくダメな投資になるんじゃないかなと見ています

 

ふむふむ、奇しくもmushoku2006さんのPFと正反対の予想ですな。

ゆかぴょんは、今度のAIは本物、過去2度あったAIブームとは違うと思っています。

だって、既にPCやスマホの検索、コールセンターや医療現場などビジネスの現場で利用され、アメリカではアマゾンのechoやGooglehomeなどの音声応答型AIが導入されているから。

火縄銃が弓矢を、PCが算盤の地位を奪うのは当たり前でしょ?

 

ただ、歴史を鑑みるに、鉄道/自動車/家電(新三種の神器)などのブームの時に何でも買ってれば儲けられるターン→バブル崩壊のターン→本物は持ち続けてたら大儲けだったね、となるのだと思う。

AIは、投資(研究開発費)×ビッグデータ(を集める仕組み)×活用する仕組みだと思うので、それに当てはまるのは、GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)、さらにはMicrosoft、IBMなどの米大企業なのだとゆかぴょんは考える。

 

さてさて、ゆかぴょんどうしたものか、またmushoku2006氏は成功するのか、そもそも現在のPFが大きく含み損になってもアホールド出来るのか。

個人的には、ドル円が現在の113円→100円、S&P500と個別株(Google、Amazon、Microsoft)が▲20%であわせて▲30%ぐらいになって、mushoku2006氏のPFが1.85億円→1.3億円ぐらいになる局面を見てみたいなあ、と思うゆかぴょんなのであった。ちゃんちゃん。