今回は、結論から先に書く。
ゴールドシップの1着である。

しかし、前二走2桁着順の馬が秋天1着→JC3着の馬を差し置いて、前々日1人気というのはどうなんでしょ?
 12/25(金)19:30
  15:ゴールドシップ 3.2 2.9-4.3
  04:ラブリーデイ  5.1 1.9-2.7
  12:リアファル   5.5 1.3-1.5

あくまで、"前走惨敗して人気が急落→激走"が有馬記念の様式美なのであって、不利な外枠、8枠に入ったにもかかわらず、『どーせ勝つんでしょ、ワロス、ワロス』という態度が透けて見えるこのオッズ。

また、しょせんは前々日オッズとはいえ、単勝はゴルシ、複勝は神戸新聞杯を勝って菊3着だけのリアファルが1人気とはラブリーデイも舐められたものである。

有馬が今年で10戦目、秋4戦目で余力なしと見切られ、中山金杯→有馬記念の両方を勝って1年を締めくくることはないと思われてるわけですな。

競馬ファンもスレてきたというか、そこはさ、普通はラブリーデイを1人気にするんじゃないの?

なんかさ、距離足らずでオークスでこそのアドマイヤグルーヴとか、追い込んで届かずの皐月3-4着馬でいかにもダービー向き、フサイチホウオーなんかの『パターン識別!一番人気に支持されたら1着です!』みたいな危うい感じがするゴルシのオッズに一抹の不安を抱きつつも、その予想の理由をば。

■有馬記念ポスター
オグリキャップ  有馬×2
トウカイテイオー
グラスワンダー  有馬×2
ハーツクライ
ディープインパクト
オルフェーブル  有馬×2
ジェンティルドンナ

☆この7頭に共通する点
 ①最後に出走した有馬記念を勝っている
 (ゴールドシップは今回の有馬が引退レースで、レース終了後に
  引退式を行う予定)
 ②秋の天皇賞未勝利

90年代以降の思い出の有馬記念ホース、かつ名馬を上げればおおよそこの7頭になるのかもしれない。
しかし、年間無敗で8勝&GI5勝のテイエムオペラオーやシンボリクリスエス、牝馬でトウメイ以来の37年ぶり4頭目のダイワスカーレット、ナカヤママイスターのマツリダゴッホ、あっと驚くダイユウサクやメジロパーマーでもアリだと思う。

それらの馬が入らないところに、何らかの意図を感じるのである。

■梅田駅の特大ポスター
オグリキャップ
グラスワンダー
オルフェーブル
ジェンティルドンナ

■有馬記念CM
オグリキャップ
ディープインパクト
オルフェーブル

特大ポスターとCMは、テイオーとハーツクライを除いた馬たち。

3歳出走時に有馬記念を勝ち、有馬記念2勝目を上げた馬であるオグリ・グラス・オルフェ。
GI7勝目となる有馬記念を勝って引退したディープインパクト、ジェンティルドンナ。

3歳出走時に有馬記念を勝って、有馬記念2勝目を上げ、引退したリンボリクリスエスはお呼びではないのである。
ということで、ゴールドシップの優勝→引退を暗示しているとしか思えないゆかぴょんなのであった。
ちゃんちゃん。