(ゆかぴょんの会社の40歳以上を対象とした早期退職優遇制度のお話……の続き)


「おやぢ、手取りで3300万貰えば働かなくても生きていけるんじゃ」


「うーん、そこが思案のしどころで……。42歳・独身・持ち家なしの条件で、

いくらあったら会社を辞める?」


「生涯賃金で考えたら、60歳までに1.7億+退職金2500万くらいで

約2億円ぐらいじゃないですかね、おおよそですけど。

あと福利厚生と年金の差額は計算できないですけど」


「ま、その2億円も手取りにしたら、多分1億5000万ぐらいなんだよね。

ということは割増で貰った3300万を引くと、18年働いて1.2億円の

違いなのかなあ、と。福利厚生と年金の差額は自由の代償と相殺

と割り切るとしてだけど」


「だとすると、働いた方が豊かになるのは間違いないですけど、

年600万とはいかないまでも年500万が安定的に貰えればそう生活

水準は変わらずに済む、と自分なら考えますけどね」


「自分もそう思うww」


「どの国も金利安くて株価高い。配当3%超にブチ込んで500万貰う

には1億6700万円ぐらい必要ですなあ」


「贅沢を言えば、2億円あれば……ってウイン5のCMかww

現実は3300万を足しても1億5000万に届かず、というところ」


「でも、てことは1.4億には届くんですよね?だったら、1億円を配当さえ

貰えればと割りきって税引き後3%の銘柄に廻して年300万、残りの

4000万は成長株&現金待機にしておけば……」


「そう思って、世の中には東電中心に電力株に突っ込んで痛い目に

遭った人がいるんだよねえww」


「ぬこさんか、ぬこさんのことかーww」


(つづく)