ゆかぴょんは、内田樹がどうにも癇に障ってしょうがない。


何がそうも癇に障るのか、と自己分析してみると、一つは自分の思うところを書き、それが知性と教養に裏付けられた洗練された文章で、かつベストセラーを連発し、マネタイズに成功しているから、というのもあるのかもしれぬ。


しかし、ゆかぴょん、作家になろうとも思わないし、このブログで読者を得ようとも思わないし、賞賛や同意などの承認欲求を満たそうとも考えていないので、その線は薄い。


本を出して、それが売れる。他人であっても、その成功は結構なことですなあ、と流せる程度には自分のことを大人だと思っている。


では、何が癇に障るのか?


それは、多分、

「こいつはくせえッー!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーーーーッ!!
こんな偽善者には出会ったことがねえほどになァーーーーッ
環境でリベラルwになっただと?ちがうね!!こいつは生まれついての

リベラルwだッ!」

(byスピードワゴン)と感じるから、だと思う。


ゆかぴょんの言うリベラルwとは、自分の頭ではなく、他人の頭を下げさせ、自分の懐からではなく、他人の懐から金をバラまき、それで自分のことを「ぼかぁ、何て聖人君子なんだろう」と勘違いする大馬鹿野郎のことである。


内田樹の研究室というサイトで『若者よマルクスを読もう』中国語版序文 という記事をウチダクンが書いているのだけど、いかにも朝日新聞チック。

さりげなく、自分の偏向した思想を、そうとは感じさせずにさらっと挿入していますww


>ご存じのように、日本と韓国はここ数年外交関係があまり友好的

>ではないからです。日本の書店には「反韓・嫌韓」本がずらりと

>平積みになっており、東京や大阪のコリアン・タウンにはレイシスト

>のグループがおしかけて、「韓国人、朝鮮人は死ね」というような

>激烈な排外主義的なヘイトスピーチを繰り広げています。

>竹島(独島)の領有をめぐっては日本と韓国が激しい言葉を応酬

>しあっています。


ふむふむ、韓国の書店には「反日」本がずらりとは並んだりしておらんのかね?

皇族を誘拐したり、日本に原爆を落としたりした小説がベストセラーになったり、ドラマ化されて高視聴率を取ったりしていないかね。

中国では、今も相変わらず荒唐無稽な抗日ドラマ・映画が製作されていないかね。


「反韓・嫌韓」本とレッテル貼りして終わらせているけれど、そこに書いている内容や分析が間違っているかどうかに触れないのは何でかね?

そりゃ、下手に突っ込めば『嘘』を付いている中国・韓国の主張に肩入れすることになり、『嘘』がバレた時にウチダクンの立場がなくなるから、でしょう?

その点、ウチダクンの保身には抜け目がない。

「反韓・嫌韓」本であること、には間違いないから、そういう品のないことはやめましょう(ホントのことを指摘しているのだとしても)という、()内を省いた主張をしておけば、一般論としては通りますからな。

でも、それで識者顔されて、上から目線の説教をされたんじゃー、はぁ?何様なの、お前は、と言いたくなるわけですよ。


>1925年に治安維持法が制定されたせいです。この法律に基づいて、

>マルクス主義者への組織的弾圧が行われました。1945年の敗戦の

>のち廃止されるまで、同法違反の疑いで、7万人が逮捕され、1700人

>が獄死しました。


さりげなく、挿入されているこの文言を見て、一般的な日本人はどう思うのでしょうか?

『治安維持法って、天下の悪法だったんだなあ』と感じる人が多いのではないでしょうか?


しかし、ゆかぴょんはこう思います。

死んだのがたったの1700人って、意外とヌルい法律だったんだなあ』、と。

ソ連、中国、北朝鮮、ベトナム、カンボジア、東欧、etc,etc

共産主義という思想ゆえに、政治犯・思想犯がどれだけ死刑や収容所で死を迎えたのか、戦争・革命・内乱・内ゲバでどれだけの命が失われたのか、ということに、この『若者よマルクスを読もう 』という本が触れてるかどうか、知りませんよ。だって、まだ読んでもないしww


ですが、マルクスから発したその思想が、無辜の、自国の市民を大量虐殺したという事実に、そしてそれは何故だったか、を分析せずに


>先ほどの書いたように、韓国には「反共法」がありました。カンボジア

>では、かつてマルクス主義者を名乗ったクメール・ルージュが300万

>人の同胞を殺しました。インドネシアでは、1960年代に愛国者を

>名乗る人々がインドネシア共産党の支持者100万人を虐殺しました。


などと共産主義者が被害者のような事例をシラーと列挙するのはどうか、と思うよ。

ああ、カンボジアの事例はさすがに誤魔化しきれないから、逆の例も一つぐらいは入れておこうかな、という配慮かね、やっぱり、ウチダクンは保身の達人だねえww


>僕は「読者は十分な理解力があること」をものを書くときの

>第一の条件としています。


そうだね、そう書いておけば、ウチダクンの本を読んで『面白い、参考になった!』と思えるワタクシって知的だわ!と思わせる効果があるものね。


ゆかぴょんもそうだと思うよ、ウチダクンの本は何が書いてあるか、ではなくて、何が書いてないか、さりげなく思考を誘導しようとしている部分はどこか、を注意深く読み取れる読者じゃないと、善意のレンガを敷き詰めた地獄への道、に案内されてしまいそうだからww


さて、明日は会社帰りにこのウチダクンの『若者よマルクスを読もう』を立ち読みすることにしよう、と思うゆかぴょんなのであった。

ちゃんちゃん。