本屋にいけば、それなりに新たな発見、新たな刺激があるものだ。

たまにはBook Offでもいってみるべいか、と寄ってみたところ、与沢翼物語 (平成の肉食主義)なるマンガを発見。


誰だあ!この企画を考えた編集者はぁぁぁあ!と海原雄山なみに叫びたい衝動に襲われた。


売れると思ったのか、なあ、売れると思ったのか、と薩人マシーンのように問いたい、小一時間問い詰めたい。


のであるが、読んで見るとこれがなかなかに面白い。


赤裸々に、時に露悪趣味と思えるまでに、ジャンプに例えれば欲望・好奇心・チャレンジ精神をテーマに綺麗なジャイアンを描いた、という感じ。


おじいちゃんといっしょに住み、その旅館で働いて大人なみの給料を貰う小学生、変わった子供がハブられて不良デビュー、徒党を組んで与沢組。暴走族。古着を学校で売りさばいたり、没収された携帯を返してもらうために3日で高校退学したり、補導されて心を入れ替え、受験勉強、早稲田合格。


その後、司法試験を目指すのをやめて、ネットの服屋を起業して、成功して、ネットとリアル店舗の融合に失敗して倒産。


ところがぎっちょん、与沢翼はここからが強い!

与沢翼の戦いはこれからだ!

ツバサの顧客リストが秒速1億円を生むと信じて・・・的なエンディング。


マンガはここで終わりですけど、その後、また倒産、今はシンガポールで大復活、月収1,500万円の生活だとか。


死んだはずだよ、お富さん、お前は平成のキリストか!

前世はきっとプラナリア!


しかし、売れはしなかったんだろうけど、ちょろっと立ち読みしただけのゆかぴょんが、うろ覚えの記憶だけでここまで書けるんだから、面白マンガといえばそうなのだろう。

買いもしないし、二度と読むこともないだろうけど。


ブタえもんもそうだけど、成功して、失敗して、成功しての七転抜娉万(ばっとうまん) 的なジェットコースター人生、人生楽しんでなんぼと思えば正解なんだよなあ。


でも、ブタえもんは”オレはいつまで前科者”と気にしているので、「無論、死ぬまで」だから、本人が割りきらない限り、失敗人生なんだよなあ。


などと思ったゆかぴょんなのであった。

ちゃんちゃん。