ヨーロッパ人とてバカではない。


1980年代初め、英仏独を中心とした西ヨーロッパで戦闘機を共同開発する計画が立ち上がっていたのである。


そら、そーですわな、英、仏、西ドイツ、ギリギリでイタリアまでは戦闘機を開発できるだろうけど、各国バラバラで開発製造して、ロシア、そして潜在的にはアメリカに対抗出来るのか?とは、猿でも気がつくでしょう。


それに、それら以外のオランダ・ベルギー・スペインなどなどの経済規模や産業基盤が小さい国はどーすんの?となりますわなあ。


アメリカの戦闘機を輸入するより、西ヨーロッパ全体で共同開発しようというのは、ある意味自然な流れ。


しかし、そこでエゴイズムがぶつかりあうのも、またヨーロッパ。


おフランスはヨーロッパで唯一、空母を保有していたので「艦載機仕様もいるよね」と言い出したのである。


ヨーロッパの人は大人だから、『フランスの空母が役に立ったことがあるのか?』とはツッコミはしなかったろうけど、そんなもんに開発リソースを割かれて増大した開発費用を頭割にされたらたまったもんじゃねえぞ、と思ったであろうことは想像に難くない。


さらに、おフランスの野郎は「エンジンは我が国のメーカーで」と言い出したのである。

英国やドイツが『冗談はよしこさん』と思ったであろうことは(ry


そんなこんなで、口だけは達者でプライドは高いが中身のないおフランス野郎は「じゃあ、自前でやるわ」と自国開発に乗り出していったのである。


利害調整に手間取らないだけ、欧州共同開発機タイフーンよりは開発は早く進んだものの、最終赤字600億ドル、これどーすんだ、的な状況に至ってしまったというわけである。


うーん、おフランスってやっぱりアホだわww

共同で開発・購入・運用した方がNATOというか、EU全体では最も合理的であろうに、我田引水は止められないww


なあ、ウチダクン、おフランス現代思想もいいけどさ、街場のなんたらで何でもかんでも首突っ込んで床屋政談するのに、おフランス軍事事情とかおフランス原子力事寄書みたいなもんも書いてみたらどうですかい。


安保がどーたら、憲法がどーたら、と空語を述べてるのはアンタとそのお友達だよ、と無理矢理内田樹批判にしてしまうゆかぴょん。


日本もP-1やF-3を独自開発した(する)ものの、以って他山の石として、よくよく考えた方がいいですぞ。


そもそも、アメリカと輸出先が競合するようなことは許されんでしょうから、輸出の想定先はどこなのよ?(P-1は英国から引き合いがあるようですな)

輸出なしだと、開発単価がえらく高くつきまっせ。

仮に輸出するなら、軍事顧問団というか教導隊みたいなのがいるだろうけど、「実戦経験はおありですか?」と言われたらどーすんのww

輸出先が他国と戦争になったら、商売繁盛とばかりに部品や追加輸出するの?


アメリカ軍とのネットワークリンケージをどう確保するのか?

アメリカ軍のネットワークが外交上、あるいはサイバー攻撃などでシステム上使用できなるケースを想定し、自前で構築する必要があるでしょう。


それに今後10年、20年後は、無人機がますます幅を効かせているだろうけれど、そちらにリソースは割かないでええの?


などなど、考えないといけないことは山ほどあるわけですよ。


それがまあ、国会前で集会したり、安保法制を戦争法案だなどと言ってるマスコミ、評論家たちはこんなことはチイとも考えてないわけですよ。


聞いてるか、ウチダクン。


大事なのは、素人さんの暮らし、国民の生命・財産を守るちゅーことですわ。


憲法ガー、立憲主義ガー、と騒ぐ前にその基本に立ち戻って考えてみいや、ウチダクンと思うゆかぴょんなのであった。

ちゃんちゃん。