さて、おフランス国の戦闘機、ラファールの輸出見込先はしょぼい、しょぼくならざるを得ないという構造について触れました。


数が出ないと、開発単価が上がる、価格が上がると売れなくなる、ゆえに金をかけずにそこそこの製品を、とならざるを得ない事情がありまする。


戦闘機は売ってそれまでとはいかない商品です。

導入サポート、交換部品の継続的な供給、不具合の改修、そして何よりネットワークとのリンケージを設定、維持、管理しないといけません。


軍事的な視点でいうと、戦闘機は既にそれ単体よりも、早期警戒管制機(AWACS)や地上・艦艇のレーダーとネットワークリンケージの方がよほど大事なわけですよ。


わかりました、それもまたおフランスに任せてください、つーと、おフランスじゃなあ・・・というのがホントのところ。


そして、また、時代の趨勢は有人機から無人機へと移り変わりつつあります。

これがまた、おフランスはイスラエルから4機ほど輸入して「アルファン」と名づけてアフガンなどで運用してみたものの、米軍の使用するそれとは雲泥の差で、あわてて米軍から無人機(リーパー)を購入する体たらく。


ラファールもさ、もう戦闘機の製造辞めたら?と傍目には思うんだけど、そいつが出来ないおフランスの辛さ、なんでしょうな。


産業的にみても、素材、機体設計、エンジン、アビオニクス、ミサイル等の装備、早期警戒網などのネットワーク、GPS、etc、etc。


極東の島国の住民に言われたかないだろうけどさ、おフランスにどれだけの優位な産業基盤があるというのだろう。


第一次世界大戦時の産業基盤は日本と雲泥の差であり、例えば、1917年4月段階でのWW1参戦各国の日産砲弾生産量は、露11万発、オーストリア16万発、英29万発、仏31万発、独44万発。
ちなみに、日本は月産10万発が可能だろうと推定されているにすぎなかった。

(『軍備拡張の近代史』 山田朗)


それが、第二次世界大戦後はなんちゃって戦勝国となり、大した被害もなく、航空機開発に何ら制約がなかったにもかかわらず、この様ですか、とゆかぴょんはpgrしたくなるのである。


こんな状況になる前に何とか出来なかったんかい、という疑問については・・・続く。