さて、我が日本です。


安倍首相が、特定秘密保護法、テロ三法、マイナンバー制度、TPP、安保法制と進めてきたのは、国際情勢の変化と米国の要請があったから、という受け身の理由もあるでしょう。


一方、日本の政界、官界の底流を流れる敗戦国という軛を外したいという願望は、自力で成し遂げることは困難です。


何故なら、それは戦争によってしか成し得ないからです。

日本はアメリカの同意なしに戦争など出来ないですし、憲法9条があるのに受け身ではなく、主体的に戦争を起こすなどは世論も是とするわけがありません。


そこに中国の拡張政策ですよ。


AIIBでドル基軸通貨制度を揺さぶり、南シナ海埋め立てで航行自由の原則を脅かす・・・。

アメリカがこれを許すわけがありません。


といって、中国が引けば、『シナの面目丸つぶれ(by剛田先輩)』になってしまう。


安倍首相には、受け身ゆえの対応と米中対立を煽り、戦争による戦後レジームの脱却という両面から物事を進めているように思えるのです。


そして、アメリカです。


中国を叩くことで、次の覇権国の台頭を防ぐ。

中国の保有する米国債、米国内資産の凍結。


ついでに、日本ピンチを騎兵隊的にいいところで助けに入って恩を売る。

日本保有の米国債をチャラにして、米国製兵器を売りつけ、TPPで米国有利のルールを押し付け、戦後の中国管理を日本にさせ、難民を引き受けさせる。


さすれば、中国敗戦後に日本が地域覇権国として台頭することを防げるであろう。


さらに、さらに・・・(続く)