ゆかぴょんが午後のお仕事を片手間にこなしつつ、本日の日経は200円安コースかと心を痛めていたところ、おやぢの野郎が話しかけてきおる。


「昨日、ついにグーグル、買っちゃったよ」


だからどーした、職場で仕事に関係ない話をするでない!と思いつつも、一体いくらで買っていくらで売るつもりなのか、興味があったので相手をしてやる。


「現時点で時価総額44兆円ぐらいでしたっけ?

時価総額トップのアップルですら、80兆円ぐらいなのに、

グーグルがここからどの程度上昇する、と思ってるんですか?」


「いやあ、常識的には・・・・・・とオレも思ってるんだけどね」

「たださ、上場わずか10年足らずでこれだけの成長を遂げた。

けど、間違いなく、この先10年、20年の社会の変化を創り出そうと

チャレンジしてる企業の筆頭だと思うと、ノーエントリーで眺めてる

だけというのはないかな、と」


「???」


「例えば、こないだの話 の続きというか、補足みたいなもんなんだけどさ、

グーグルって、あらためて考えるとつくづく常識外れの企業と思うわけさ」


「とゆーと?」


「まず、検索といえばYAHOO!が常識だったのに、グーグルはその業界

地図を塗り替えて、今や、そのYAHOO!も検索機能はグーグルのを利用

してるでしょ」

「そして、ほぼ世界中の国で検索=グーグルになってるでしょ」


「中国ぐらいなもんですかね、グーグルを追い出して、百度が標準みたい

になってるらしいですけど」


「最近だと、ヨーロッパで独禁法で責められてるらしいけど、そういうリスク

はあるものの、ほぼこの検索エンジンの優位性が覆されることはまずな

いんじゃないのかな」

「そう考えると、現状のPER26倍は高いといえば高いけど、利益が年率

20%成長を続けてる状況なら、さして割高じゃないと思うんですな」

「しかも、それを巨大なサーバー、gmailやandroidみたいな、投資や無料

サービス、無償のオープンソースの提供をしつつだよ」


「ふむふむ」  (続く)