九州の関ヶ原で気になったのは、如水主従が天下取りを高言・放言してること。
そこはさ、あくまで"東軍に与して天下のために働く"という建前は大事にしてほしかったな。
如水と限られた家臣で"実はこうして天下を狙うのだ"という共同謀議するとこを念入りに描くのはいいですよ。
でも、それをさ、人目も気にせず言い放つのはアカンでしょ。
それとさ、ここが山場なんだから、如水がいかに九州のうち7カ国を平定した、の説明シーンはさ、もうちょっとプレゼンをしっかりやった方がいいんじゃないの?
日付と進路と主な戦い・調略とかを図解でいいから、もうちょっと、その、ね?
「おおっ、如水頑張ったんだ」
って見てる人が感情移入できるシーンなんだからさ。
それと、少なくとも肥後は清正が肥後の残り半国の小西領を取ったんだし、肥前の直茂も同盟の申し出程度であって組下に入りますというもんじゃないと思うんで、九州のうち7カ国を平定したは大げさだよね。
最後の詰めに島津を下すのは、浪人・農民の寄せ集めである如水軍がえっちらおっちら薩摩まで遠征して勝つって無理ゲーに思えるし。
如水が島津を下すには少なくとも、清正・直茂の正規軍を中核としないと成立しないはず。
だったら、そこは描いておかないと。
立花宗茂が関ヶ原から自領の筑後に帰還するときに、豊後の、今の大分あたりに上陸して九州を横断して帰ったんだけど、その時、如水は戦いを避けてるんだよね。
「アレ(宗茂)に挑むバカがあるか」
ってww
それは、如水が早船の整備だけでなく、水軍で周防灘辺りに網を張っていた、物見もしっかりしていた、意味のない戦いを避ける分別を発揮したという名将たるの由縁でもあるんだろうけど、3千といえども宗茂軍と戦えば只ではすまないということでもあると思う。
もし、不覚にも豊後に上陸した宗茂軍と遭遇戦になっていたら、正直、如水軍は横光三国志バリの
「ジャジャジャーン!!」
「ゲェ、あ、あれは立花宗茂!!」
のパターンになってたと思うww