姉やは15で嫁にいき、長政は21で家督を継ぎ、と。


関白殿下がお伽衆に「次の天下人は・・・・・・あの瘡あたま!」と語った逸話はそうなんだろうけど、家康とその家臣のやり取りには不満があるなあ。


官兵衛主人公の物語とはいえ、家康自身、金ケ崎の撤退戦を共にしたあの誰たったかな?的な存在が秀吉で、山崎の合戦→清須会議→賤ヶ岳の戦いあたりで「むむっ?」と認識し、小牧・長久手に至る直前まで「秀吉何するものぞ」ぐらいに見ていたんじゃなかろうか?


ましてや、その家臣の秀長・小六・官兵衛などロクに認識してなかったんじゃないかと思うんだけど。


だから、家康家臣にしてみれば

 「官兵衛とは何者ですか?」

 「それほどの者ですか?」

 「12万石(実高18万石としても)、その程度で天下に名乗りを上げることができましょうかw」

となるのが自然だと思う。


家康がふんふんと聞き流すのもどうかなあ。

 「あの本能寺の時・・・・・・、ワシも秀吉も勝家も一益も、誰もが一瞬茫然としたはずじゃ。しかるにあの男、秀吉ににじり寄り、一言『殿の御運が開けましたな』と申したそうじゃ。あの時、そんなことが言える男がこの日の本に何人いたじゃろうな」

みたいな思慮深いっぽい発言でヨイショさせた方がいいんじゃないかなあ。


あのシーンはこの大河の白眉だから、そーゆーのは使い回しでもいいから挿入すればいいのに。


それに、秀吉の猜疑心が強まっているということは、家康は

 「我らもこれまで以上に身を慎まんといかんのう」

と言うのが自然かなぁ、と。


てなことで、台本と台詞回しにもそっと工夫しなはれ、ということで今回の採点は60点!