今回もダイジェスト版か?と疑う詰め込みぶり。
小牧・長久手と四国攻めと父・職隆の死を40分でまとめるか?普通?
官兵衛も軍師としての活躍は全然描かれないし、家康に勝てない理由が「三河衆の結束は固く、お味方は秀吉に心服していない寄せ集め」と事実ではあるけれども、いささか情緒的な説得ではねえ。
むしろ、『徳川は今は臣従してこないでしょうが、大義名分もないので攻めてくることもないでしょう。ならば、今、徳川を攻めて時間と兵を浪費するよりも、宇喜多・毛利も使って、先に紀州攻め、四国攻めを終わらせて地固めをすれば、彼我の実力差はさらに大きくなり、あちらから臣従を申し出てくるでしょう。それでも、臣従を申し出てこなければ、その時こそ全力を以て討てばよいかと。要は手順の問題です、お間違えなさるな』
という官兵衛の後半部分の説得ロジックを強調・補強した方が軍師らしいと思うけど。
で、三成が『徳川と北条が結べば400万石、厄介な敵になる前に討つべきです』と一理はある反論。
それを官兵衛が『紀州と四国に敵を抱え、宇喜多と毛利の動向にも気を配らなくてはならない中で、徳川と決戦など愚の骨頂!紀州・四国まで平定すれば、宇喜多も毛利も二心など抱きようがなくなる!』と斬り捨てる方がよっぽど説得力があると思うけど。
四国攻めもほんの一瞬で終わるってどういうこと?
ここはさ、秀長総大将じゃん?九州攻めでも、豊前・豊後・日向方面軍で官兵衛とコンビ組むんでしょうが!上様(秀吉)は変わられた、という伏線引きまくりの中で、この人が長生きしてればなぁというキャラ立てておこうよ。
なんとゆーか、合戦シーンは金がかかるから抑えるのはしょうがないかもしれないけど、脚本とかセリフ廻しが素人に突っ込まれるようではアカン世音菩薩!
本日の採点は35点!