今日はまだ陽が浅い。

5時45分に家を出たからだけど。20分歩いてきました。


長袖じゃないと寒気を覚えてしまいそうな

くっきりとした空気

残尿感を身体に残しつつの散歩は愉快とは程遠く

ひたすら、冷えていきそうな身体のこわばりを恐れているだけに過ぎない。

このまま動けなくなってしまったらどうしよう、という不安。

そんなことすぐさま起きることではないのに、そうした類の心配が

何も無いだけに、何も無い時間分襲ってくる。


今日はそんな日らしい。

朝6時の喧騒は、近所の犬とニワトリと

ゴミ回収業者より前にペットボトルをあさる浮浪者と

部活に向かう学生と社会人の小さな背中で

何一つ、これといって何一つ付け足すでもなく

その場に蹲る老婆やただ現状を見守るようにして遠くを眺める。


眠たいです。

お風呂に入らないまま電気もつけっぱなしで眠っていたみたい。


/


そのふざけた感じが、愛みたい。

(お昼時に見る日記じゃないことだけは確か。)



歩いたけれど、30分。

疲れて、ご飯食べて、いつの間にか寝て、おきて。

昼になってる。


抗がん剤投与から5日目。

しゃっくりが止まった。

やっと止まってくれた。


便秘が治った。

おなかに、5キロ分溜め込んでる。

体重計に乗ると増加されたメモリにハリが動く。

今日だけで朝から4度目のトイレ。


立ちくらみとふらつきと

胸の痛みとボーっとしていて


自分がなにをしているのか分からないまま分かったふりになって

前回の副作用とは別の辛さがある。

家族は、前回よりはマシみたいに見えると言ってくれてるけど。

ちょっと、キツイ。


運動したくて、でもできなくて、また薬を飲む時間帯に差し掛かる。

どうにも駄目です。精神力が沸き立たない。


楽しい希望が何も無くて

排他的に、日常が目くるめく、薬と副作用と、症状に悩まされるそれ以外の気遣いを断る日々



ぬう。


この暑い日々がせめてもう少し涼しくなればもっと違うものを見つめられるのかなァッ。



悪戯に自分を落とし込む。

ふらふらになりながら、外に出て鍵をかける

起きたままの格好なら、外出着出ないことは確か

だけど、視線も気にならない程に欲してるものがあって

そこにたどり着くためなら、それまでイイ子を演じ分けてきた外見も

脱ぎ去って歩む道もあると願い

手にする

決して口にしてはいけないと思っていたもの

癌になって抑えていたもの

癌になる前から久しく飲んでいなかったもの

自販機の前まで着てようやくチャリンと音を出した

ポケットの中の小銭

ようやく耳に届いた

使っていい

使うべき

使わないとここにきた意味が無い


暗示催眠

自己に問いかけることばの渦に埋もれる

埋もれて埋もれて這い上がれなくなるまで埋もれて

それでいて欲にかける掌の疼きは汗となってコインを逃がす

でも、ここまできたんだから、、と百円を投じる


"コカコーラ"


何日ぶりに飲むんだろう

癌になってからは、一度しか飲んでないもの

たいして必要としてこなかったもの

昔はよく飲んでいたもの

身体に悪いと思っても蓄えたくなるもの


たまに。


別の人のブログで

がん患者さんのブロガーさんで

マックを久しぶりに蓄えたという人がいて

ジャンクフードを癌になってまで食べるなんて、と

その人は自身の行いを嘆いていたけど


僕も無性に食べたくなるものがあって

ずっと抑えていたりしてそれがストレスになるくらいならと

買い込もうかと思っているものもあって


でも、それをしたからといって

その時々はよくても

後からまた後悔してしまうだろうな、と思っても時は既に遅し


便秘にビ炭酸は効くと耳にしていたから、といういいわけを軸に

一気に飲み干したコーラは、ビールを飲めない現状にはとても心地よく響いた。


意識はハッキリとしてきたけれど

今日という日は、日が日じゃないような、アンニュイな時間だった

時が時のままに進んでいなくスケジュールもあったものじゃない

目覚めては寝て、眠ってはおきて、起きていたと思ったら、いつの間にかマウスそっちのけで画面に突っ伏す頭があって

気持ち悪くて嗚咽を繰り返してトイレに寝そべって出るか分からない肥溜めのおなかをさすって

また欲求のノート開いて叶えられないアマゾンのお気に入りリストの枚数重ねて

挫折と疑念をノートに写して

夜に食べる食材の事を思い描いて

蓄えた分増えていくからだの醜さを呪って

動けない身体の醜悪さを見限ってただ、貪る貪り続けるこの身体と病の相互関係を見やって




はあ。

まったり心が沈んでいってます。


何もすべきことが無い。

やりたいことがあってもそれを叶えられる環境にないと

こうも心が沈んでしまうのかなってほど



暑い。