地獄という映画の解説に「ホラー」とあった。
再生してみると、最初っから閻魔様が出てきた。
恐いメイクをした小林幸子最終形態という感じである。
なんだかもうB級ホラー。
死霊の盆踊り的なにおいがプンプンするよ。

※カップルがドライブして、外に出た瞬間
 唐突に死人が取り囲むように裸踊りする映画

大変嫌な予感がする。

開始1分、ぼんやりしていた主人公の前に閻魔の使いが現れ、
地獄めぐりし、 実際にあったさまざまな罪をみてくる話らしく、
犯罪の再現ドラマ→地獄の責め苦 という形式だった。
最後、どうするのだろと暫く見てみることにした。

2つ目のケースは、宗教関連だったのだけど、
「ああぁあああん、あっ、たすけてええええぇん!」
(スロー+エコー)
まさにただ殺されるだけのところで…謎喘ぎ…。
ええ…。
この演出の意味とはいったい。

ない。
とりあえず目をつぶるとして、再現ドラマはかなりよくできてる。
残った疑問は、これがホラーなのかというところだ。

真面目にやってるなと思ったら、
今まできっちりやった分 巻き返すように
意味ない濡れ場をためらいなく投入しまくっていた。
さらには、首謀者が一人隠れている場所は
悪臭でばれるというとんでも展開。
「くっせ!ここだ!」
そんな見つけ方をしたら、間違いなく語り草である。

2つ目の犯罪から地獄にもどるまで1時間ありましたよ。
忘れていたけど、地獄での処刑シーン
グロイだけで面白くないからいらないー。

最後、主人公が現世に帰るというときに
唐突に丹波哲郎がぽんっと出てきて、
地獄で拍子抜けするレベルの争いがこじんまり行われ、
途中で「地獄やだ」とのことで丹波哲郎帰っちゃった。
尺が余ったので残った人たちで踊ったり乱闘。

現世に戻ったら、閻魔様(和装の上品なおばあさんタイプ)が
「有限じゃないものに祈りをささげよ」と
主人公に伝えていました。あれ…?宗…?
あるいは自然崇拝?

ふと画面が切り替わると、教団の中に主人公の姿があった。
(私はこの教団を捨てる…!(教団の服を脱ぎ棄てながら))
主人公は念じている。
すると周りの全員がおもむろに脱ぎ始めて、
のびる筍のような動きを繰り返しながら祈る。
さらに、最後のエンドロール3分間は尻祭りだ。
万華鏡でみたかのように並んで
くるくると回っているの、尻が。
こんなに「尻」と連呼したことは未だかつてなかったよ。

理解できるスピードをはるかに凌駕してきた。
しかしそれだけ理解すべき情報が
流れ込んできたか、というとない。

どういうわけか、終わりまでみてしまった…。
監督がなぜ撮影を続けられたのか、考えてみた。
見終わった時にどす黒い気持ちが残らないようにと、
シリアスとの配分を考えた結果だろうか。
いや、無意味に裸を撮りたかっただけではと純粋に思う。

もう何とも言えないけど、2時間近く消えたので、
この「地獄」★5にしておきたい。