空は真っ黒に | ロゼッタへの道

空は真っ黒に

久々の更新です。

 もう一年以上ブログを休んでしまいました。
 大学の業務がかなり忙しくなったことにくわえ、四月からフランスに在外研究に行かなければならないこともあって、とてもブログなんて書いている時間なんてありませんでした。
 しかも持病のせいで体調が悪く、さらに大学内のゴタゴタでうんざりすることも多くて、とても書こうという気分になりませんでした。
 それですっかり忘れていたのですが、フランスでインターネットで検索したら、たまたま自分の書いた記事にヒットして、ようやく思い出したわけです。
 「俺、こんなこと書いてたっけ?」と思うくらいに、ほとんど内容も忘れていました。
 夏からふたたび体調が悪いのが続いているので、気分を変えるのに、ひさしぶりに書いてみようかと思った次第です。まあ、そんなに頻繁に書かないと思いますが。
 もうひとつの理由は、実際に私が海外にいることを職場から疑われることがないわけでもない(というか、実際にあったし、今後もあるでしょう)ので、厄介事になるのを避けるためにも、私が在外研究で海外にいる証拠になる程度には記録しておく必要があることです。ほんとうにばかばかしいのですが。

 そういう国内の事情をフランス人の大学の研究者たちに話していたときに、そのひとりから教えてもらった格言が・・・。

 Si tous les cons volaient, ils feraient nuit. / Frédéric Dard

 馬鹿がみんな空を飛んだら、夜がくるだろう(空は真っ黒になるだろう) /フレデリック・ダール

 ところでパリは交通スト二日目に突入しました。
 パリが誇る迷路のような地下鉄(メトロ)も、郊外とパリを結ぶ産業の大動脈であるRERも、フランス国内の鉄道路線も、ストのせいで本数が減ったり、線によっては使いものにならなくなっています。
 年金制度改革に反対する労働者側にたいして、新自由主義的な改革を推し進めるサルコジ政権側が強引に押し切ろうとしたために、とうとうこんなことになってしまいました。ほんとうに問題ばかり起こしているサルコジ氏には引退していただきたいものです。


ロゼッタへの道  自宅近くのDaguerre通り。