新学期
ご無沙汰してます。
花粉がうっとうしい季節になりましたね。
私は花粉症ではないのですが、一年のうち気温と湿度がみるみる上昇していくこの時期がいちばん嫌いです。花が咲き乱れる様子をみるたびに、なんとなく節操のなさを感じて規律を正したくなる今日この頃です。
実は二月の終わりから体調をえらく崩し、心身ともに不調な日々を過ごしていました。それで更新が滞っておりました。
四月に入っても気管支炎がなおらず、テンションも上がらないまま、「ミサイルが一号館前の噴水に落ちないかなあ」と淡い期待を抱いていたのですが、それもかなわなかったので、前向きに新学期に臨むことにしました。といっても、すでに授業も会議もばんばん入っているのですが。
そんななか、今日はいやな噂が飛び込んできました。ベトナムの枯れ葉剤やPCB、最近では遺伝子組換作物の特許にかんして、とにかく悪名の高いモンサント社 が、アメリカで無農薬農業を禁じる法案を定めるよう議会に圧力をかけていて、どうもその法案が提出されそうだ、という噂です。どうも「安全」のために農薬を使うことを義務づけよう、ということだそうです。真偽のほどはわからないのですが、あの会社なら充分に考えられることです。
アメリカでそんな法案が可決したら、すぐに日本でも同じ法律ができるんでしょうね。しかも国民のほうがそうなることを求めたりして。安全・安心っていう言葉が大好きだしね。ああいやだ。
「え、なに言ってるのかわからないや」という方は参考までに。
・「アグリビジネスの巨人モンサント社の世界戦略」
前編 http://video.google.com/videoplay?docid=2219229390528597169
後編 http://www.veoh.com/browse/videos/category/entertainment/watch/v14247268KysQzHds
・「安全・安心な社会の構築に資する科学技術政策に関する懇談会」報告書
http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/anzen/houkoku/04042302.htm
ということで、モンサント関連の書籍の翻訳をてがけているのですが、急がないといかんなあと気を引き締めました(テクニカルタームが多すぎて、なかなか厄介なんですけど・・・)。
雄琴の怪しい美術館。モンローの右が気になる。
ともあれ、一年間がんばりましょうね、ゼミ生並びに受講生のみなさん。