書評(岩波「思想」7月号) | ロゼッタへの道

書評(岩波「思想」7月号)

 東京から帰ってきました。今回の出張ではタルド、ラッツァラート、G8など、お話する内容がこれまでの仕事の多くにまたがっていたので、自分の研究と活動をみつめなおすいい機会になりました。この場を借りてお礼を・・・(といっても見てないと思うけど)


 ・青山学院ではお世話になりました。奥様にもよろしく>中野さん

 ・早稲田ではお世話になりました>永田さん、白石さん、イルコモンズさん、酒井さん


 スーザン・ジョージの講演会や韓国のデモ関係者の話など、いくつか面白い話はあるのですが、あまりに忙しいので、またの機会に。こちらの仕事があるため、札幌にも洞爺湖にも行けないのが残念です。


 ところで、滋賀に帰ってきたら、岩波書店から「思想」7月号が送られていました。昨年出した「模倣の法則」について、関西学院大学の米虫先生が書評をしてくださっていました。内容を的確にまとめてくださり、タルドの思想の現代的意義についても深い考察をくわえていらっしゃいます。


 けっこう長い書評を書いていただいてます


 以前「論座」で書評していただいたときにも思いましたが、1世紀前の思想書を翻訳するというマイナーな取り組みに注目していただいて、ほんとうに感激しています。もう河出書房には在庫がなくなったそうなので、あとは書店在庫のみとなります。入手をお考えの方はお早めに。