取り調べ | ロゼッタへの道

取り調べ

 日頃の行いがたたって、とうとう警察で取り調べを受けることになりました。




 お許しください、お代官さま

 というのは嘘で、龍谷大学矯正・保護研究センターで本日発足したソーシャル・インクルージョン研究会で発表を終えて一休みしているあいだに、センター内の施設をみていると取調室があったので、院生の人に撮ってもらった写真です。

 矯正・保護研究センターというのは、非行少年の社会復帰を支援する施設で、そのなかには模擬裁判用の法廷や接見室、取調室などがあり、見学していてなかなか楽しいところでした。



 発表は、昨年翻訳したJ.ヤング著「排除型社会」の内容を紹介し、それにコメントをくわえるという簡単なものでしたが、刑法研究者と犯罪学者、院生が並ぶところで門外漢が話すのは、さすがにちょっと緊張しました。それでも皆さん和やかに聞いてくださり、活発な意見交換がおこなわれました。

 先生方も学生さんも活気があり、こちらもおおいに勉強になりました。というより、研究内容や人間関係も含めてかなり重なるところがあり、同じ大学にいながら、どうしてこれまで互いに知らない間柄だったのか悔やまれました。考えてみれば、精神病理と犯罪学ってかなり重なるところがあるし、最近の仕事でいえばタルドにしても犯罪学者でもあったのだから、当然といえば当然なのですけど。

 夕食までごちそうになり、ありがとうございました。