無農薬米
この週末、京都府丹後半島の山奥にある上世屋集落まで、田植えの体験見学に行ってきました。ここの田んぼは、いわゆる「棚田」といわれる山の傾斜を利用した田んぼで、一枚一枚の田んぼが小さくて、収穫効率は悪いのですが、水がきれいで寒暖の差が激しいため、おいしい米がとれるそうです。
今回は飯尾醸造 さんからのお誘いで、飯尾醸造が管理している田んぼで、無農薬米の苗を植える作業の見学兼手伝いに学生を連れていったきました。飯尾醸造さんとは、一昨年来のおつきあいで、昨年も学生たちがお世話になっています。
作業は、田んぼに再生紙のロールをしきながら、そこに小さな穴をつくって一苗ずつ植えていくというものです。
説明を受けたときはかんたんそうに思ったのですが、実際に作業をしてみると、泥のなかを中腰で後ろ向きに移動しながら重たいロールを引っ張りつつ苗を植える、というのはほんとうにきつかった。がんばりすぎたせいか、帰ったら足腰が立たないくらい筋肉痛になりました。ふだんペンより重たいもん持たない身ですから・・・。
完成!
途中、田んぼの横にある社で休憩。社長さんによれば、昨秋この地域を舞台に加藤ローザ主演の映画の撮影がおこなわれ、この社でも撮影があったそうです。
加藤ローザの残り香は・・・
作業が終わったら、飯尾醸造の秋山さんに酢づくりの蔵を案内してもらいました。ここのお酢、ほんとうにおいしい。某ミツカンの酢をそのまま飲むとむせますが、ここのお酢はそのままでも飲めます。酢酸の比率自体は同じらしいのですが、うまみが多いので、酢酸のきつさがやわらぐそうです。使用している米の量も、同じ分量の酢で三倍近く使っているそうです。
蔵のなか
作業にはけっこうたくさんのお客さんが来ておられ、飯尾醸造の酢づくりに賛同した熱心なファンの方々が多くいらっしゃいました。