卒業式
今日は四回生の卒業式でした。うちのゼミからは無事に全員が卒業することができ、教官としては一安心です。卒業式の前にちょっとしたアクシデントがあって式には間に合いませんでしたが、卒業証書授与式には無事に間に合い、なんとか卒業証書を手渡すことができました。
しかし、卒業式のたびに自分の卒業式のときを思い出そうとするのですが、ほとんど思い出せません。考えてみたら、指導教官とはまともな人間的接触もなかったうえ、ろくに指導もなかったから、なにも感慨がなくても、記憶に残っていなくても当然ですよね。そういう意味では、うちの学生は教員に恵まれてるよなー(自画自賛)。
社会人になったら社会の現実に直面していろいろと理不尽な思いや厳しい思いをすると思いますが、とにかく身体だけは気をつけるようにしてくださいね。それ以外はなんとかなるから。「ほんとうに倒れる前に倒れたふりをしろ」というのは私が社会人になって真っ先に先輩から言われたことですが、今となってはありがたい言葉だったと思います。組織はキミのことを切り捨てることはあっても、ぜったいに守ってくれないからね。自分の身は自分で守ってくださいね(人間として大事なものは捨てない程度に)。マトモな人ほど難しいんだけどね。
こちらは卒業できないでずっと大学にいるので、また何かあったらいつでも話しにきてくださいね。あ、残るやつがもうひとりいるか。