講演会 | ロゼッタへの道

講演会

 大阪大学の人間科学部で講演会 があり、無事終了してようやく帰ってきました。私ともうひとり、40分ずつの講演だったのですが、途中で脇道に逸れたりして、予定していた原稿の半分くらいしか話ができないまま、最後のほうはかなり端折ってしまいました。自己紹介しているだけで10分くらいかかったのが原因かなあ。


 お招きいただいた檜垣先生は、フランス現代思想の専門家としていろいろと著作も多い方なので、厳しく突っ込まれたらどうしようと緊張していたのですが、とてもソフトで気さくな方で、途中でフォローも入れてくださり、けっこう気楽に話をつづけることができました。ありがとうございました>檜垣先生。


 最初は「こんなマイナーな古典についての講演で、せいぜい10人も来てくれたらいいほうだよね」と、もうひとりの講演者と話していたのですが、小雨の中、けっこうな数のお客さんが来てくれたのでびっくりしました。知り合いの編集者の方々もわざわざ京都からつたない話を聴きにきていただいて恐縮です。

 

 学生さんたちは、哲学や人類学、社会学とけっこう多彩で、二次会で飲みながら、自分のいた大学院のことを思い出して、「そういえば自分もこんな時期があったなあ」と懐かしく感じました。やはり学際領域の大学院っていうのは、独特の雰囲気がありますね。いろいろと難しい問題があるかもしれませんが、やはり閉塞感がないのが素晴らしい点だと思います。自分自身、今から思えば、大学院のときが一番いい時代だったように思います。

 

 でも、他大学の大学院生と話すのって、ほんとうに久しぶりで、いい刺激になりました。