ようやく全員集合でディオラマ作品完成であります。
ザクだけならもっと早くに完成だったんですがガンダム組み合わせてディオラマやりたくなってしまったもんで・・・。
とにかくこのパイロットの目線にこだわりたくての作品です。


配置はディオラマの基本、三角形がザク頭、ガンダムのつま先、パイロットで描けるように意識しました。が、ちょい強引かな?


そして重要なのがストーリー。
「見る人」や「見る角度」で連邦、ジオン双方の様々なストーリーや妄想を描いて貰えるに自分なりに計算したつもりです。
自分の中の設定として

ザクはツノ無しの量産機。
だがパイロットは幾多の修羅場を乗り越えてきた熟練の猛者。
そして満身創痍の女性パイロットに大砲突き付ける大人げ無さ(笑)





ガンダムはコウが乗ったGP01のプロトタイプで新型コアファイターの実験機という設定。
強固な装甲はパイロットの命こそ守りきったが当たりどころが悪くコアファイターシステムは作動せず分離も出来なかった様子を表現。
コクピットハッチは故障して開かなくなりメンテナンスハッチを無理矢理開けてなんとか脱出。コアファイターのキャノピーは衝撃で割れてしまっている。
応急処置で何とかなるレベルのダメージではなく万事休すな所に見上げるとザクが・・・。
「勝者と敗者」「生と死」が明確なシチュエーションなのですがガンダムは最新鋭機、しかも白なので汚し具合が難しかったです。汚れをやや強くして錆だれを控えました。








パイロットは黄色や白色の一般兵ではなく0080でクリスが着ていた宇宙軍統合技術戦技研究団というエリート部隊のものです。
オレ設定ではクリスの同期という事にします。完全に追い詰められた状況にも関わらず「凛」とした佇まいを敵兵に感じさせるプライド高きエリート士官候補。
ヘルメットに手をかけているのは?

・必死の半泣きで基地に無線でSOSを出している

・スッとヘルメットを脱ぎ、セイラさんばりの口調で「捕虜の扱いは南極条約に則ってくれるのかしら?」

あなたはどちらのストーリーが好きですか?
色々、妄想して欲しいです。(^ー^)


自分なりの妄想ストーリーとしては、
一年戦争後半。とある砂漠の中腹に連邦の新型開発実験基地の情報を手に入れ偵察という名の殲滅任務を託された重装備のザクとそれを駆る熟練のパイロット。
それを探知した実験部隊とテストパイロットは護衛のGM小隊が別任務で不在にも関わらず量産型ザク1機のみと甘く考え基地指令官の反対を押し切り、機動実験を兼ねた実戦に向かう。
戦闘は当初、性能に勝るガンダムが圧倒するものの徐々に実戦に不慣れなのをザクのパイロットに見破られる。
「何回ロックオンしても撃つ前に逃げられちまう・・・が、それにしては反撃が遅いな・・・こ素人か!」
ザクのパイロットはバズーカの照準機をOFFに。
アナログ射撃。
狙いを最後にビームが飛んできた位置からやや手前へ・・・。
「ビーム来・・危ねえ!良かった外れた・・・ラストチャンス!」
ザクのパイロットはロックオン無しでバズーカを乱射させた。
ガンダムはすぐに砂煙の中に隠れたがもう構いやしない!
「当たれー!」
とにかく真っ直ぐぶっ放す!
「手応えは・・・わからない・・・」
「ダメか逃げるか」
最後の一発を撃つかそれとも反転して逃げ出すか一瞬迷ったその刹那
爆音?直後にもう1回・・・
「命中・・・?!」
「反撃は来ない!仕留めた!助かった!ざまあみやがれ!」

近づいてみると倒れている機体GMじゃない見たことないやつ。
一発は右肩。もう一発は右脚に命中したようでもう動けないのは一目でわかる。
さらに機体を近づけて覗きこんでみる
「連邦の新型の腹には戦闘機が埋まってるって噂は本当だったか・・・。」
「しかしこの大砲の弾が2発命中したんだぞ。なんて装甲してんだ・・・。」

とにもかくにも勝利を確認したザクのパイロットの頭の中は・・・。
「コイツを持って帰れば大手柄だ!
一気に特進であのムカつく中隊長を最前線にしてやる!本国に帰れる!
夢が膨らむ。しかし、どうする
機体丸ごと引きずるのは無理だ。仲間を呼ぶか・・・いや、奴等を呼んだら手柄がバラバラになっちまう!どうすりゃいいんだ!早くしないとコイツの仲間が探しにくるかもしれない。考えてみりゃこんな最新型が単機で彷徨くわけがない!
ああ、どうすりゃいいんだ!」
ふと、我にかえるとコクピットが開いてるのに気付く。
機体の20メートル程先に佇む敵パイロットがこちらを見てる。
「顔はわからないが・・・女??」
白と赤の配色のノーマルスーツがそれを感じさせる。ヘルメットに手をかけ何をしようというのか。

二人のパイロットの運命は・・・。

みたいなストーリーを製作中に考え続けていました。シナリオにするとこんな感じですかね。
あとは青空背景で撮影したいです。