生前シャンタンさんから何度も白隠(はくいん)禅師のお話を伺いました。







白隠禅師というお名前は頭にインプットされましたが、話の内容を全く覚えていません、、、えーん





シャンタンさんごめんなさいお願いお願いお願い





今だったらもっと深い話が出来たのになぁ、、、。




ゆっくりと「はいはいはいはい」って深くうなずいて微笑んでくれてそうな感じがします照れ













ある日、YouTubeで帯津良一先生のお話を聞いていたら呼吸法の話題とともに白隠禅師が書かれた夜船閑話(やせんかんな)のことが出てきました。






もう少し詳しく知りたいと思ったので図書館でこの本を借りました。












著者のおおいみつるさんは中村天風さんのお弟子さんだったそうです。






読むのにかなりの時間がかかったものの、すごく勉強になりました。





そして帯津良一さんのこの本、昨日読み終わりました。











帯津先生とのシンクロがいろいろ照れ




以前新宿の朝日カルチャースクールで行われた帯津先生の講演会に2回伺って、ど真ん前の席に座り先生のお話を伺いました。




2回目は当時大学病院で看護師をしていた妹と行きました。




妹は「こんな先生が現場に居たらなぁ、、、」とぽそり。





西洋医学に限界を感じ、中国医学、気功、太極拳を取り入れながらガンの治療に当たってこられた帯津先生の取り組み、ものすごく勉強になります。






ユーモアたっぷりにお話ししてくださって楽しかったなぁニコニコにっこり照れ














さて、白隠禅師は江戸時代を生きたお坊さんで、臨済宗の中高の祖です。





白隠禅師が生きておられた頃、今で言う南海トラフ地震が起きて、さらには富士山が噴火しました。




富士山の噴火では火山灰が降り注ぎ江戸の空が真っ暗になったと言います。今と違ってニュースもないですから人々はものすごく不安だったでしょうねぇ。





大変な時代を生き抜いた方です。






形式に流れていた禅を師匠に厳しく指導され、何度も何度も悟り体験を得ながら、本来の流れに戻しました。





幼い頃、空を見てはこの世の無常を感じていた繊細な感覚を持つ白隠禅師。






地獄が怖くて仕方なかったことが出家の理由になったそうで、地獄への恐怖は修行を続けて何度悟りの経験をしても持ち続けていたそうです。






二十代の中頃には禅の修行のしすぎでノイローゼになってしまいます。(他にも、禅病、クンダリーニ症など諸説あり)





強度の自律神経失調症だったのではないかと帯津先生はおっしゃっていました。





熱が下がらない、咳が止まらないなどの身体の不調も抱え、あちこちの名高い鍼灸師や漢方医を訪ねても症状は一向に回復しません。





風の頼りに伝え聞いた、白幽(はくゆう)という仙人のもとをしんどい身体を引きずりながら訪ねます。





白幽仙人から教われば心身の不調から救われるという確信があったのでしょう。





やっとのことで山の中の洞窟に住む白幽仙人を見つけ出し、事情をお話しした白隠禅師、はじめは拒否されるも、諦めずに教えを請い続けます。




そして、やっとのことで内観の秘法を教わることが出来ました。





お寺に戻って、内観の秘法を日々実践し、心身の不調から回復した白隠禅師。






教わったこと、体感したことは誰にでも分け隔てなく伝えたいと年を経てから数多くの書物を残しました。












さて、内観の秘法をものすごく簡単に言うと、丹田に意識を置いて、丹田から足先までのエネルギーの流れを大事にします。






寝転んで丹田に意識を置いて瞑想するところなどとても良いなぁと思います。





寝転ぶと座ってするよりもリラックス出来ますもの。






もう一つは、ものすごくよぉ〜〜〜く身体に効く薬が頭のてっぺんから身体の隅々までじわじわと広がって行く様子を瞑想します。





当時日本の庶民には伝わっていなかった蘇(そ)(バター)が頭の上からとろりと溶けて全身の隅々まで行き渡るところを瞑想するんですって。蘇は当時、何にでも効くお薬と言われました。これは今で言うイメージ療法ですね。












本を読んでから改めて丹田に意識を置いて暮らしています。







丹田を中心にお腹をゆっくりゆったり回しながら緩めていくのがシャンタンさんが縄文人が輪になってやっていたと思い出した【ゆるゆる瞑想】です。






緊張型民族と言われる我々日本人。アジア人だと韓国と北朝鮮の方も同じく緊張感民族と言われるそうです。







「緩めると引き締めるを自分で出来るようになると楽だよねぇぇぇ」






シャンタンさんがよくおっしゃっていました。






シャンタンさんのお手伝いを離れてから、原始仏教や禅の教え、ヨガやアーユルヴェーダ、日本で流行ったと言う呼吸法などを学んで出来そうなものを生活に取り入れて来ました。






大昔から人は呼吸で心身を統一しようとしてきました。




調身、調息、調心。




身体と心はつながっています。




呼吸で心身を調える。











わたしは自律神経失調症で長年苦しみました。






呼吸が浅いことが悩みの一つでした。






仕事をしていると緊張して、興奮して家に帰ってもなかなか寝つけません。





平日は緊張していて休日にどばっと緩んでコンコンと寝込みます。





その繰り返しがもう何年も続きました。






今も油断すると緊張に傾きます。






天災や天候の変化でも緊張するし、世相を揺るがすニュースとそれに伴う人の気持ちの変化によっても緊張しがち。







意識して緩めることをしています。






緊張感を感じたら呼吸を整えるだけではなく、全体に祈ります。






ニュースの当事者となっている方々に対して、ニュースに心配している方々に対して、全てのすべてに対して。






呼吸に意識を向けながら全体に祈る。






その際に、丹田に意識を置く。






すべてに対してマインドフルでいる。






さまざまな考え、気持ち、妄想、想像が出てきても流れる雲のごとく。







丹田から全身にエネルギーが行き渡っていく様子を眺めていると時折トーラスが浮かんで来ます。





宇宙の中心と丹田、地球の中心がつながっていることが思い出されます。





ここまで来るとゼロポイントフィールド・虚空・宇宙につながりやすくなります。





心のおしゃべりが静まってきて、何もない空間が浮かんで来ます。





表層の意識のざわざわがそこにあったとしても奥には静けさがある。





とにかく全体を眺めます。




全体に祈ることで何よりも自分自身が救われています。




すべてのすべてが、平和でありますように。










最後にご案内をさせてくださいにっこりニコニコおやすみ



瞑想して感覚を分かち合う電話セッションです。



呼吸に意識を向け、心を落ち着かせてから話したいことを話す。


いつもとの感覚の違いがあるのかないのかなどを眺めます。







お読みくださりありがとうございました。




 貫井笑店 み亭でした。