こんばんは。
関東は暑い日が続きますね。今日は午前中業務外出したところ、汗まみれに。塩分補給のタブレットも買ってしまいました。先ほどNHKの天気予報では、「今週末の3連休あたりで関東も梅雨明けかも(木~金は一旦高気圧が弱まる)」とのこと。随分あっさり明ける印象です。何かもう最近は「梅雨=鬱陶しい季節」と言う感じでも無くなっていますね。シトシト長雨続きと言うより、今、九州北部で大きな被害が出ているような災害級大雨に襲われる事が多くなっている印象です。やはり気候の熱帯化が進行しているのでしょうか?他の季節も含め、以前の四季の風情が失われている気がします。
さて、そんな訳で早くも夏バテ気味ですが、頑張って記事を書いていきましょう。昨晩、14thシングルカップリング曲の第二弾MVが公開されました。
タイトルは「だからとて」。ここまで14thは「ナツマトペ」「ヒロインズ」そして「だからとて」と全て5文字なのは偶然なのでしょうか?それはともかく、白い制服姿も眩しい王道疾走系ソングでした。
センター衣織さんが映るイントロを聴いた瞬間確信しましたね。「あ、これ自分の好きなヤツだ」と。自分の一番の好みは「シリアスで切なさも含んだ王道疾走系」なのです。「ダイリリ」「青サブ」「夏祭り」「トリガー」が大好物ですから分かりやすいかと思います。走るメロディーに、最初は前記4作のうち3作を手掛けた塚田耕平さんの仕事(作曲)かなとも一瞬思いましたが、ちょっと違うなとも感じました。塚田さんですと、もう明るさを抑えるかなと思えたのです(音楽的な事は無知なので、上手く表現出来ないのですが)。果たして今回は高橋リュウセイさんと仰る方の作品でした。イコラブでは初めてでしょうか?いずれにせよ、後述するように「これだとストレート過ぎて、物足りないと感じる方もいるだろうな」と思いつつも、自分の趣向にはピッタリの新曲を初聴から楽しむ事が出来ました。
注目したいのは歌詞。初聴は映像を追うので必死でしたから、歌詞まで確認出来ず、何となく「恋愛系の歌かな?」と感じました。ところが、その後字幕オンにしてリピートすると、一般の恋愛系とは違う事が分かったのです。何かを連想される歌詞の数々。
「待ち受けの君が 今日だって笑ってる」
「僕のエゴだと分かっても 全てを知りたい」
「君が大好きだ ただそれだけなんだ 頑張る理由 君だらけ」
「恋より好きで、愛より重く 表現出来ないよこの想い」
「どうか僕にも魔法をかけて 君とおんなじになりたい」
1番だけでも重なる我々ファンと「僕」。そう、この楽曲はアイドルとファンとの関係性を歌った楽曲だと理解したのです。ノイミーの「君はスパークル」と相似していると言えましょう(両方ともビルの屋上で踊っていますね)。
そしてハッとするのです。
「水は多すぎても 少なくてもダメ」
「幸せなのに これでいいのに 夜が欲張りを急がす」
応援のあまりファンの期待は高まってしまうものです。特に今のイコラブにあっては、「早く早く」と気を急かしてしまいがちです。「水は多すぎてもダメ」「夜が欲張りを急がす」、自分の心が見透かされているかのようでした。
そして、タイトルともなっている5文字を含んだCメロで現実が突きつけられます。
「君に会って 伝えたいよ だからとて 交わらない世界の君と僕」
そう、いくら憧れても、会いに行けても、所詮交わる事のない世界に生きている彼女達。ある意味「見返り」は無いのです。それでも貴方は応援を続けますか?「花開くその日を待っている小さな蕾たち」を・・・。
そして大サビ。上記の問いかけに対する明確な答えは出せていないものの、偽りなき心の内を見せてくれるのです。
「君が大好きで なぜだか涙が出てくる」
私もイコラブを想うと、時に涙が出てきます。何故なんでしょう?それを理詰めで追求するのはいささか野暮な気もしますので、ここでは控えますが、理由なき共感にふと「何故だろう?」と立ち止まる事もあります。だからとて、メンバーや他のファンと歩んできた道はもう引き返さない。そんな道を見つけられた感激の涙であり、この先で見られる世界への期待で溢れる涙なのかも知れません。
このように、自分が描くメンバーとのストーリーを思い思いに当て嵌める楽しみもあります。かつて「推しのいる世界」がそうであったように、外のJ事務所ファンなどからも、「ファンの気持ちを歌ってくれている」と評判になりつつあることをツイート検索で確認出来ました。
その一方で「真っ直ぐ過ぎるもの足り無さ」を感じている方もいる模様です。換言すれば「薄味の楽曲」が続くことへの不満ですね。この辺りは各人の趣向もあるので、何とも言えないところではありますが、確かに11th以降のカップリング全体曲では、「笑顔のレシピ」「好きって、言えなかった」「ラブクリエイト」等、良く言えば「真っ直ぐでメッセージ性がある楽曲」、悪く言うと「あまり捻りがなく、引っ掛かりのない楽曲」が目立ち始めています。楽曲内に「プリンセス」と言うワードや、グループ名が頻出する事は私も感じていました。かつて「手遅れcaution」「CAMEO」「祝祭」など、チャレンジングとも言える楽曲も散りばめていた事を想うと、「何だか物足りない」と言う気持ちも理解出来ます。私はこういう系統が好きなので良いのですが、個人の趣向はそれぞれですからね。
その背景に何があるのか、ちょっと私には分かりかねますし、「何が正しい」と言うのも違う気がしますので、その点は言及しません。ただ事実として、「だからとて」系の楽曲が目立ったきた事、それに対して色々な受け止め方がある事のみ触れておこうと思います。
明日(12日)はいよいよ最後のカップリング曲が披露される事でしょう。最近は1曲はソロ若しくはユニット曲を入れてきますから(10th「BPM」、11th「僕のヒロイン」「知らんけど」、12th「魔法使い」「マーメイド」、13th「Kiara Tiara」)、そうなると・・・。あるいはお待ちかねの「濃い味」系が来るのか?
これだけ頻度高く新曲を披露してくれると、本当に楽しいですね。今晩は「だからとて」をリピートして、改めて楽しさと涙の訳に思いを馳せたいと思います。(終)