流れる時代の中で(演出家変更の一件に思う) | イコラブとてっぺんまで(イコラブ応援ブログ)

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アイドルグループ「=LOVE」(イコラブ)への思いを気ままに書いています。「イコラブをてっぺんまで」ではなく、一緒に頂点を目指したいと思い、このタイトルにしました。イコラブを愛する方はもちろん、これからイコラブを知りたいという方にも読んで頂けると嬉しいです。

こんにちは。

 

先ずは告知から。9月に開催される「東京ガールズコレクション」(TGC)で出演者リクエスト企画が始まっています。

 

 

詳細は上記ツイートのとおりで、6/2(金)までにツイッターフォローの上、「#TGC出演希望」「#マイナビTGC」のハッシュタグ付きで出演者を引用リツイートするものです。ここは皆さんでイコラブ出演を目指して企画参加しませんか?私も既に以下のとおりリクエストしました。

 

 

更にここで提案ですが、イコラブやメンバー個人の出演リクエストをされている同志ツイートに「いいね」をして支援しませんか?これは主催者側にイコラブを希望する人数の多さをPRするためです。自分で投稿するのはもちろん、イコラブリクエスト投稿に多くの反応があると認識して貰うことで、更なるPRが果たせると思うのです。「#TGC出演希望 イコラブ」で検索すれば多くのイコラブリクエスト投稿がヒットします。私も見つけた都度「いいね」を押させて頂いていますので、皆様も是非。9月2日(開催日)は、ちょうど「お話会」の予定が入っていません。どこまで役立つか分かりませんが、我々ファンで出来る事はしてあげたいですね。

 

さて、前回記事でも触れた演出「SEIGO」氏の一件。昨晩、イコラブ・ノイミー運営から本件を受けた措置が発表されました。

 

 

 

メンバー全員にヒアリングを行い、その結果、乃木坂メンバーが告発したような「暴言」がイコノイでは無かったことを確認したとの事です。先ず前記事でも「実施すべし」と述べたメンバーへのヒアリングが速やかに実施されたのは良かったです。この書き方ですと、個別ヒアリングをしたとも読めます。

 

そして「暴言」は無かったとの由。何もしらない外野が、同氏と繫がりが深い指原Pを怖れて何も言えなかったんだろうと勝手な事を言っていますが、イコノイメンバーが指原Pを怖がっていない事は皆さんならお分かりですよね。仮にそんな雰囲気があるならば、舞香ちゃなんてとっくに辞めている筈です。ですから、厳しい言葉はあったものの、人格否定や中傷するような「暴言」は無かったと言うのは本当でしょう。この辺りは、指原Pや運営スタッフが同氏に対してある程度睨みを効かせており、それが抑止力に繋がっていた可能性もあります。

 

ただ、今後はイコノイとも同氏への演出依頼は取りやめ、別の方を起用する方針とのことです。「なお、一連の報道を重く受け~」と書かれていますが、冒頭の「なお」がちょっと変ですね。「しかしながら」で接続すれば良かったのにと思います。細かいかも知れませんが、本件はかなりセンシティブな事案ですから、そこはもう少し丁寧にして欲しかったです。

 

とは言え、迅速にメンバーヒアリングを実施し、方針も早期に発表した点は良かったと自分は感じています。前記事で書いたとおり、ファンが騒ぎ立てると良からぬ方向に行きそうだと危惧していました。私個人は同氏に含むところはありませんが、実際問題としては続投は厳しいだろうと考えていました。ここまで悪評が立ってしまうと、続投させた場合の批判・反発は大きく、そのリスクは取れないだろうと思ったのです。ですので、個人的には落ち着くところに落ち着いたなと感じました。長らく演出を担当してきた同氏から変わる事で、どんな影響が出るか予測出来ない部分はありますが、「違った演出が見られるかも知れない」と前向きに捉えたいと思います。

 

 

こうして一応の区切りを付けた今回の一件、そこで感じたのは「時代の流れ」でした。前回書いたとおり、「パワハラ」と言う言葉すら無いほど、乱暴な言葉が許容されていた昭和の時代でしたら、本件は不問に付されていたでしょう(転落事故の責任転嫁は問題視されたかも知れません)。「指導するんだから厳しい言葉が出るのは当たり前でしょう」的な捉え方をされ、それに反発するメンバーこそ「意識が甘い」と批判された可能性すらあるのです。

 

芸能の世界は一般世間と隔離されているが故に、この「流れ」にキャッチアップ出来ていない懸念があるのですが、ネットが発達し、一般人でもSNS等で意見表明(賛同も批判も)出来るようになった現代においては、時流にしっかり合わせる必要があるのです。この時流はゆっくりと変わっていく部分もあるのが厄介で、いつの間に変わっている最新の流れを読み切れていないと今回のような件に繋がってしまうのでしょう。昭和の世からタイムスリップしてきたら、とんでも無い言動(当時は当たり前だった)でたちまち批判されそうです。

 

実はアイドルでもイコラブが結成された6年前から微妙に変わってきたと思える事があります。まさに今回の件とも関連しますが、イコラブが世に出た2017年当時は、アイドルの残酷物語的なものが受ける風潮がありました。AKB48の影響が大きかったのでしょうか?披露困憊やあまりの緊張でステージ裏で倒れたり、過度な競争に心がズタズタになりつつもアイドルを続ける姿や、ヒット祈願的な企画で過酷なチャレンジをさせる事などが良く見られ、そこにファンからの共感を呼ぼうとの企図を感じました。イコラブの合宿Documentaryや「=LOVE」MVの冒頭なんかもそうですよね。自分はああ言う雰囲気が嫌いなので、合宿Documentaryは全然見ていませんが、敢えてあの様な映像を公開した背景には、大変な姿を見せるのもPRの一環との意識があったかも知れません。しかし時が流れて、ニアジョイの合宿映像ではそうしたシーンは見られません。CRE8BOYさんの厳しい指導は映っていますが、イコノイの時とはやや違って残酷さ・過酷さを感じないのです。

 

 

そして競争への熱狂から、連帯への共感へ。48グループに代表されるように、メンバー間競争を煽る事でファンの熱が高まった一面もありますが、メンバー・ファンともに過酷さを要求される体制は長続きしませんでした。そのアンチテーゼが坂道Gであり、さらに全員選抜という形まで進めたのがイコノイジョイなのです。この辺りは一般企業の人材育成スタイルの変更にも通じる部分があります。以前の大企業の採用スタイルは、一流と呼ばれる大学から大量採用し、そこからふるいに掛け、最後は一握りの「生き残り」が出世していくスタイルでした。しかし今や厳選採用、本人特性を重視した育成スタイルの時代。学生が少なくなり、売り手側が企業を厳しい目で見極める中、以前のような体制では選んで貰えないでしょう。

 

時代は常に動いています。次はどんな流れに変わるのでしょうか?自分が予測しているのは、メディアの姿勢変化と、パフォーマンス重視の流れです。前者については、現在世間を騒がせているジャニーズ事務所問題がメディアに変革を促しているように思えます。事務所に忖度して、まともに本件を報道しようとしないメディアの姿勢もかなり問題視されています。どうでも良い事案はしつこい程放送するのに、本件は実質的な「だんまり」を決め込んでいるダブルスタンダードに世間からの批判が止まず、少しずつではありますが、メディアも変わっていくのではと予測しています。「長いものにまかれろ」的な姿勢が改まった時、大きなバックを持たないグループの扱いも変わっていきそうです。

 

そしてパフォーマンス重視の流れ。これは既に途上にあると言ってよく、多様なチャネルで個人が好き好きに音楽を楽しめるようになった今、アイドルであっても一定のレベルをクリアしていないと世の中が受け入れない流れが強まりそうです。「本物」が重視される時代ですから、以前のような口パクなどは「偽物」として嘲笑の的となってしまう事でしょう。カバー曲やシャッフル披露などが目玉となりつつある歌番組も、そんな流れを後押ししそうです。

 

これらはあくまで私の「近未来予測」ですが、いずれにしてもイコノイジョイとも変わっていく時代の中で活動を続けています。少人数全員選抜や、パフォ重視など、ここまでは上手く時流に乗ってきたと言えるでしょう。コロナ騒動が終わり、世間が再び活発になる中で、次はどんな流れが起きるでしょう?その点を上手く見極め、時代が求めるグループとして輝いて欲しいと思います。(終)