もう何年前になるでしょうか…。
NHK朝の連続テレビ小説『花子とアン』を覚えていらっしゃいますか?

主人公は吉高由里子さんが演じた翻訳家の村岡花子さんをモデルにした安東はな。
その学友として登場したのが仲間由起恵さん演じる伯爵令嬢柳原白蓮をモデルにした葉山蓮子。

その白蓮が政略結婚で嫁ぐにあたり用意されたのが、この伊藤伝右衛門邸です。
作品中の伝右衛門さんは吉田綱太郎さんが演じた嘉納伝助さんでしたね。


その馴れ初めに関してはWikiでもぐぐって調べていただくとしてですね。

とにかく、突如現れるこのどデカい伝右衛門さんのお家ですよ。
http://www.kankou-iizuka.jp/denemon/




めっちゃでかい!



門が立派。



ちょっとした大名屋敷みたい。



この壁ずーっとあっちまで続いてますからね。





そりゃ、九州の一介の成り上がり炭鉱王が、東京の伯爵令嬢(しかも、大正天皇の従妹)を迎えるわけですから。

ありとあらゆることをしてやろうと思いますよね。

見栄もあっただろうし、心から好いていたことでしょうし。


白蓮にとっては不作法で無骨で無学に思えたかもしれないけど、ここでいろんな資料をみて伝右衛門さんを知るとそういうのを補って余りある人格者だったんだなぁ~って気がしますね。

まぁ、あんな別れ方をした後も、白蓮との付き合いはあったわけだし、伝右衛門さんはほっとんど弁明しなかったし、白蓮の方も事を荒げることはなかったし。

一般人にはわからない、特殊階級にいる当人同士にしかわからない心の葛藤があったのでしょう。

そんなことも垣間見ることができるお屋敷なわけですが、さっそく見学させていただきましょう。




ところで。

ちょっと気になってたんですが・・・


旧○○邸

○○旧邸

○○旧居

旧○○家


要するに、○○さんが昔使ってたお家ですよ!ってことですよね?
どういう基準で標記が違うんでしょうか?