悶々とした思いでしたが、これからお参りに行くので少しスッキリ落ち着かねば。


鳥羽駅から少し北へ行くと、伊勢へ抜ける有料道路“伊勢志摩スカイライン”があります。

金剛證寺へ行くにはここを通るほかはありません。

中には登山道を歩いて行かれる方もいるでしょうし、このあたりのトレッキングとしては名所なのですが、とても歩く元気はないのでちゃちゃっと車です(笑)。


この日、天気は晴れ時々曇りといった感じ。
雨は降らなさそうだねぇ~って言ってたら、有料道路の入り口で係員さんから「頂上は霧で何も見えませんがよろしいですか?」と言われました(-_-;)

お山の上は天気が変わりやすいって言いますからね~。
まぁ、別に景色を見に来たわけじゃないから大丈夫です(*^^)v

有料道路は対向車もなく、もちろん前後にも一台の車もない状態でまったりドライブしてましたところ、突如山肌に可愛いお猿さん発見!!

えっ?猿???

写真撮りたかったけど、父が気を利かせずそのまま走り去ってしまった(>_<)
残念だ。


またしばらく走ってると、今度はなんと鹿さま発見!!


「車停めてっ!!!」


今度は即座に停車(笑)。




可愛いっラブラブ

そして逃げない(笑)。


全然逃げないから、泣く泣くこっちから離れた(笑)。

なんか、こんなところで野生の鹿さまに逢えるととっても運がいい気がしますね☆


ところどころに眼下を望む展望エリアはあったけど、係員さんの言った通り霧でまったく見えないので何処にもよらずに目的地に到着。寄らずと言っても何もないんだけど…。

階段を登るのはしんどいので、最初から上の駐車場にとめました。


現在は臨済宗のお寺ですが、創建は欽明天皇の時代と言われ、空海も修行道場として中興したと伝わります。
一時衰退し、復興に尽力したのが建長寺の僧侶だったことから、真言宗から臨済宗に改宗し今に至るとのこと。

古くから伊勢神宮の鬼門を守る寺とされ、「伊勢へ参らば朝熊を駆けよ、朝熊駆けねば片参り」と言われて多くの参拝客を迎えていました。



境内に見られる葵の御紋は、桂昌院の修復寄付があった証拠。


本尊は虚空蔵菩薩。

式年遷宮の翌年にご開帳になるのが通例だそうです。
次のご開帳は当分先のことですね(^_^;)

境内には広い池があって、ちょうど睡蓮が見頃でした。





太鼓橋も可愛いですね。



仏足石は薬師寺の写しだそうですよ。




ここへ来て霧雨になってきて傘登場(笑)。



あぁ~、降るのかぁ…(>_<)



境内をぐるっとして、今度は奥の院へ。

朝熊さんは、どちらかというとこの奥の院の風景の方が有名でしょうか。


例えると、高野山の奥之院と似てますね。
石塔の代わりに、こちらは大小さまざまなお塔婆をたてます。

一族連名で大きいものをだったり、家族で小さいものだったり、子供のだったり、三重県内だけではありませんし、本当に様々。


しかし、まぁ、これだけあっても、同性がいない…。


両親はお伊勢さんの近くにこんなお寺があったことを知らなかったのと、この独特な雰囲気にどっぷりはまってしまったようで、なんだかすごくお参りに来られたことを喜んでいました。
(個人名ばかりですし、供養塔ということで写真は一切撮っておりません)


今では土日などはバスもあるようです。

なかなか簡単にはお参りに行けないところですけど、お伊勢参りに来たらぜひともこちらへも寄っていただきたいですね。




そうそう。
片参りと言えば、津市にある香良洲神社にもいつかお参りに行きたいですね。