最後に見せてもらった大広間は【桐の間】です。
いかにも日本政府が国賓を招く時に使うお部屋って感じです。
でも、海外の方向けに畳ではありますが掘りごたつのようになっていて座って寛いでいただけるようになっています。
このなが~い一枚仕上げの机。
漆で丁寧に仕上げたそれは見事なもの。
室内の装飾を鏡のように映してるのがよくわかります。
もうここまで長いと、上座とか下座とか言ってられない感じです(笑)。
座椅子ももちろん漆。
そして、一脚一脚すべてに違うデザインを施してあるそうです。
この座椅子もですが、お部屋の名前の通り室内のあちこちに五七の桐があしらわれてます。
釘隠しもね。
ここは廊下も畳敷き。
前庭も日本庭園らしく枯山水。
縁側にある沓脱石にはかわいらしい文様がデザインされてます。
畳廊下ってこともあってか、軒の長めなお屋根があるので、部屋の中からお庭を眺めるならやはり座って鑑賞するのがベストでしょうね。
床の間もあるけど、全体的にはとてもシンプルで、そのうえで家具や装飾品にはできる限りの技術を詰め込んで作った至芸の品を使ってるといった感じです。
こちらの次の間でも、やはり一席設けることもあるそうですよ。
遠くのお席だと舞妓さんちっさくしか見えなさそう(笑)。
ここが一番和のテイストが強く、玄関に見立てた扉も格子の引き戸だった。
砂壁は触るな危険(笑)。
建て替え前の実家でも砂壁を使ってて(^_^;)
擦ると痛いし、酷いと出血するし、ちょっと触っただけで砂が落ちるし、掃除も面倒だし。。。
なかなか大変だった
プライベートな空間はさすがに警備上もあって見学はNG。
中庭の池にかかる橋を渡って帰ります。
橋には屋根がついていますが、さりげなくこのような虫たちがデザインされています。
ちょっと頑張ってみないと見つけられないかも(笑)?
で、橋の中央あたりからの景色。
行けなかったあちら側がプライベートエリア。
どんなお部屋なんだろうなぁ~。
橋を渡り終えると、舟遊び用の小舟を止めた船着き場があります。
お部屋から直接行けるんですね。
ブータンの国宝夫妻が来日した際にお遊びになったそうですよ。
ここで、ちょうど公的エリアをぐるっと一周してきました。
最初の長い廊下です。
公的エリアにあるお部屋はすべて見学させていただけました。
日本の迎賓館というより、京都の意地を感じる建物ですね(^_^;)
そこもまた京都らしいのですが…。
こちらも事前申し込み以外に当日見学も可能です。
諸々込みでだいたい2時間ほどでしょうか。
ちょっとした時間潰しに、雨の日の訪問先に、伝統工芸の技の終結した品々を是非お楽しみください!
というわけで、
このあといつものお店(ズッカ ダ ヴィーノ)で美味しいお食事をいただきまして、京都の3日間食い倒れツアーは終了です!
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
しばらく旅には出ない予定…ですが、来週末はお伊勢さんに行ってきます(笑)。
そして、来月は博多の祇園祭です(笑)。
ハイ。
相変わらず出歩いてます(>_<)