脳天さんから戻り、二王門を潜って二天門跡から帰る。

銅の鳥居はさっき車で潜ったからよし(笑)。

これで一通り金峯山寺は楽しんだでしょう。
後は明朝6時半に♪


というわけで、甘味甘味(#^.^#)

吉野と言えばやっぱり葛。


お目当ての中井春風堂さんへ行きました。


綺麗な店内。

店先では店主が実演で葛菓子を作ってくださいます。

今回は、葛餅1つと、葛きり2つをお願いしました。


葛って意外とすぐ近くにあるんですよね。

吉野だとホント道端にツルツルっと生えてたりする。


もうだいぶ前だけど、熊野へ旅行に行ったときに高速道路の両脇がびっしり葛だらけで、ちょうど花が見頃の時で、これが葛かととても印象に残っています。

可愛い薄紫の花をつけててとっても綺麗で、あんな道端に放っておかれてて気の毒に思うくらいの葛の花。

でも、ホントけっこうどこにでも生えるみたい。

ただ、そこから葛を取り出すとなると大変な作業。

葛は根っこを砕いて精製してできるものですからね。
何十キロと根っこをとってきても、そこからできる粉はごく少量です。

だからこそ、本葛ってのはどうしてもお高くなっちゃうんです。

そのかわり、めちゃくちゃ美味しい!

やはり、ものにはそれ相応の価値というものがあるのです。


吉野本葛ってのは、この葛100%のものです。
吉野葛ってのは、葛とサツマイモなどのでん粉を混ぜ合わせたものでパーセンテージがぐっと下がる分、お値段も割安になります。


そんなに味が変わる?って思うかもしれませんが、出来立ての本葛の葛きりを食べたらきっとわかると思います!


せっかくなので作ってるところを見せてもらいました。
道具さえあれば自宅でも簡単に作れるんですよね~。
均一にするのがすごく難しいけど、慣れちゃえば手軽にできる。




こちらのお店では、葛きりにしろ葛餅にしろ、賞味期限は10分ほどとしてあります。

わずか10分で、この透き通って透明な葛餅が白く濁ってくるのです。



実際に目に見える変化。
味というより、食感が変わるかな。


出来立ての葛餅&葛きり、ぷるんぷるんでめちゃくちゃ美味しい!!!



一度白くなったものをもう一度お湯に入れると一応透明にはなるんだけど、やっぱり二度目ってことで味がぼやけて美味しくはないそうです。




というわけで、正規の量かはわからないけど、ちゃんと葛餅も葛きりも3等分にしてだしていただきました!

こういう心配りが嬉しいですね。


おまけに、お土産のお菓子を買うか買わないかで悩んでいた母に、お店の奥さまが「明朝、娘を送りに行くのに起きてますから…。」と朝方の来店も勧めてくださいました。


ご主人もですが、店員さんもみなさんとっても親切で、商品もとても美味しくて、吉野に行った際にはまた立ち寄らせていただこうと思います。