クロイタンスEMのブログ -5ページ目

クロイタンスEMのブログ

ブログの説明を入力します。

芸大モーニングコンサートを聴いた

4年生のソロでシューマンのヴァイオリン協奏曲

華やかなヴァイオリン協奏曲が数ある中で

とても地味なこの曲

めったにプログラムに載らない

実演を聴いたのは初めてだ


かつて

シェリングがコンセルトヘボウ(+ハイティンク)と弾いたCDが好きで

愛聴していたのだが 経緯があって失くしてしまった

弦の分厚い柔らかな響きに包まれる感じが好きだった

その後

シェリングとドラティ+アメリカのオケのCDを手に入れた

同じシェリングなので これが愛聴盤の代わりになった


第1楽章の心にしみ入る旋律がとても素敵でよく聴いていた

でも 第3楽章になるといつも ちょっと緊張感を欠いてしまう

よく言われるように

シューマンのオーケストレーション等の問題なのか

僕にはわからない


ところが この日の演奏

最後までまったく退屈することなく惹きつけられた

確かなテクニック そして

何よりも

”曲への愛着”がひしひしと伝わってきた

演奏の原点に触れたような気がして

気持ちの良い1日になった



1年半ぶりのチェンマイ
昨年台湾の会議で出会ったMに
こんなにお世話になるとは思わなかった
そのとき彼女は

同年代のスタッフと囲むテーブルで
ひときわ輝きを放っていた
キュートな笑顔に強いインパクトを受けた
1月にチェンマイに行くと話したら
世話をしてくれると言っていた


チェンマイでは
仕事の合間にずっと相手をしてくれた
彼女の連れて行ってくれた日本食レストランは
カジュアルでおいしかった
ウェーターやウェートレスは
みな日本語を専攻している学生だったから
話ができて面白かった
いままで海外で食べた日本食で一番良かった
「ここはシンプルだから」
と言う


そういえば
到着した日に入ったホテルの日本食レストランは
日本風の飾りに満ちていた
ウェートレスはみな着物を着て
ひっきりなしにお茶をつぎに来た
料理は可もなく不可もなくと言ったところだったが
高かった


楽しみだったタイ古式マッサージ
彼女の行きつけのお店に続けて2日行った
ここは良かった
旅行者相手とは一味違った
1時間700円くらいか


メインの仕事を終えて気が楽になった

その日の夕方 もう一人の若いスタッフBと

Wat Umong寺院に連れて行ってくれた

静かで広大な庭園をゆっくり廻った

池に餌をまくと 

大きなナマズが立派なひげをぶつけ合うように集まってきた

その合間に カメがおこぼれを頂戴しにやってくる

Umongは洞穴を意味するらしい

長く掘られた洞穴に祭られた祠を巡った


最終日
静かな住宅街の
レストラン・Cafe
隠れ家的な佇まいだ
すぐ横に川が流れ
のどかな雰囲気に包まれていた
彼女がここのが一番好きという
パッタイを楽しんだ


コーヒーのおいしさにも驚いたが
パンナコッタが絶品だった
エスプレッソをかけているのだが
その絶妙なバランスに舌を巻いた
美味しかった!
「この店はシンプルだから好き」
と言った


そういえば
彼女の服装 立居振舞はすっきりしていて
余分な印象が少しもなかった
底抜けに明るい屈託のない笑顔に触れた1週間

笑いが絶えなかった




先日 「ミンヨン、倍音の法則」 を見た

NHK「伝説の映像作家 佐々木昭一郎 創る現場」

を見てすぐに見に行った


全編 素敵な音楽が流れる

始まってすぐに

モーツアルトのピアノ協奏曲22番3楽章が鳴った 

わくわくした

佐々木秋子さんのピアノが素敵だ

ミンヨンの軽やな明るさと重なる

屈託のない彼女の歌声は

いつまでも聴いていたくなる心地よさだ

「魔笛」の一曲

妹のユンヨンとうたう

オペラから飛び出して 日常的な懐かしさが漂う


ミンヨンが韓国から戻ったとき

髪を切ってカツラで現れた

このとき

一時は制作中止の話にまで発展したそうだ

本物でなくなるから

彼には 母親への追憶があった

でも 「実生活者」としてショートカットのミンヨンを受け入れた


「主人公の美しさって絶対だから 

自慢したいから

すごい人を見つけてきたぞって

その一言なんだ 僕の仕事は」

これがこの映画のテーマだ


かつて

「川の流れはヴァイオリンの音」など

彼の川3部作(NHK)を家族で楽しんだ

これらの作品よりはるかに散文的

映像と音楽によるポエム

筋を追うと迷うかもしれない

ただ 感じるままに受け入れた

いまでも心地よい余韻が残っている


友人と話していると

久しぶりに共通の友人Anna K. (Polish)の話題になった


瞬時に思い出した

かつて 

台湾での会議に出席するついでに

1週間ほど私を訪ねてきた

日帰りで京都を見たい という

ちょっと距離があるから 日帰りは無理だ 

と言ったのだが 大丈夫 という


金閣寺、竜安寺(石庭)、清水寺を提案した

京都では 外国からの旅行者と一緒に回ったらしい

意気揚々と帰ってきた


でもすぐに台湾の会議だ

疲れないか と聞くとこう言った

I know the way to sleep opening my eyes!



奏楽堂で

「リヒャルト・シュトラウスの歌曲とオペラ」を聴いた

生誕150年とのこと

何とも野暮なことに

前半だけで 新幹線に飛び乗ったのだけど

素晴らしかった


前半は歌曲 後半はオペラの名シーンからというプログラム

最初のテノール歌手に すぐに惹きつけられた

とても清潔な歌いぶりで 心にしみた

つぎのソプラノ歌手も素敵だった

テノールにホルンが加わるといった珍しい曲を聴いた

そういえば

最近 ホルン協奏曲第2番を2度聴いた

芸大の教授連も さすがに素晴らしかった

まるでオペラのような劇的なシーンも


以前 

ヴァイオリン・ソナタ とくに第2楽章の美しさに触れてから

ずっと気になっているR. シュトラウス

彼との出会いは

「ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快ないたずら」だった

こういった曲も好きなのだが

ヴァイオリンソナタに出会ってからは

すっかり彼の印象が変わった

そして

”何か”を求めて出かけた演奏会だった


2週間前にも聴いた

オール R. シュトラウス・プログラム

お目当ての

「ばらの騎士」ワルツ集第1、2番は期待に違わず素敵だった

このときも 残念なことに前半だけ

今までこんなことなかったのに

でも

どちらも満たされた晩になった