芸大モーニングコンサートを聴いた
4年生のソロでシューマンのヴァイオリン協奏曲
華やかなヴァイオリン協奏曲が数ある中で
とても地味なこの曲
めったにプログラムに載らない
実演を聴いたのは初めてだ
かつて
シェリングがコンセルトヘボウ(+ハイティンク)と弾いたCDが好きで
愛聴していたのだが 経緯があって失くしてしまった
弦の分厚い柔らかな響きに包まれる感じが好きだった
その後
シェリングとドラティ+アメリカのオケのCDを手に入れた
同じシェリングなので これが愛聴盤の代わりになった
第1楽章の心にしみ入る旋律がとても素敵でよく聴いていた
でも 第3楽章になるといつも ちょっと緊張感を欠いてしまう
よく言われるように
シューマンのオーケストレーション等の問題なのか
僕にはわからない
ところが この日の演奏
最後までまったく退屈することなく惹きつけられた
確かなテクニック そして
何よりも
”曲への愛着”がひしひしと伝わってきた
演奏の原点に触れたような気がして
気持ちの良い1日になった