今までに僕は、2人
とんでもなく ”gentle” な紳士と出会った。
イタリア人 Fr とカナダ人 R だ。
おっとりしたその物腰、優しい話しぶり
すべてが桁違いだった。
まったく新しい人種に遭遇したかのインパクトを受けた。
Fr は2年前に来日し、10日間ほどを共にした。
仕事の合間に京都を訪ねたとき
竜安寺でゆったりとした時を過ごした。
彼は
じっと庭園に目をやったまま
いつまでもその静寂に身を任せていた。
こちらの手を煩わせそうだと感じると
遠慮してさっと引く。
友人L は
Fr は貴族の出、と信じて疑わない。
何度か尋ねたが
Fr は、そうでない、と言って
にこにこと笑うばかりだった。
彼はよく”Grazie”と言った。
それは
「言葉と音楽の合間」とも言うべき響きだった。
久しぶりに彼からメールが来た。
文面を見たとき
飛び上がらんばかりにうれしかった。
それは大事な offer だった。
イタリアにはまだ行ったことがない。
来年のことだが
彼との再会が楽しみだ。