原発事故は東電が招いた人災 -54ページ目

■原発作業員 下請け 孫請け 7次請け

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110331-00000008-pseven-pol

自衛隊や消防隊による決死の放水作業が「英雄的」と賞讃される陰で、誰からも注目されることなく福島第一原発に乗り込んでいる男たちがいる。それが現在、復旧作業に当たっている現場作業員たちだ。彼らの多くは東京電力社員ではなく、下請け、孫請けなど外部の企業から招集されている。なかには「7次請け」の者までいるというから驚く。

 仕事内容は、電源ケーブルを引く作業から放射能に汚染された工具の管理まで幅広いが、自ら進んで危険な原発に赴く作業員は少ない。福島入りを断わったという新潟県柏崎市にある4次請け企業の作業員がいう。

「正直言って、私には自衛隊やハイパーレスキュー隊のような使命感はない。同僚の多くもそうだと思います。家族も心配するし、命をかけてまでやりたくない、というのが本音です」

 これは当然の意見だろう。それだけに今回の復旧作業では、なかなか人が集まらないのが現状だ。そのため作業員への報酬は急騰している。あるいわき市の30 代・5次請け作業員がいう。

「私は勤める会社から“日当20万円でどうだ”と提示された。普段の自分の稼ぎからすれば夢のような話だが、妻に泣いて止められ断わった。作業は1時間にも満たないというから、実質は“時給20万円”ですが、リスクが大きすぎる」

 生命の危険が伴うかもしれない場所での仕事——果たしてこの額が高いのか安いのか、判断が分かれるところだろう。断わる作業員が多い一方で、第一原発入りを決めたというある40代の作業員はこう語る。

「原発が停止している間も、生活費は出ていく。家族を生活させていかなきゃいけないし、何より誘いを断われば次の仕事がもらえなくなるという恐怖感がある。行くしかない」

 実際、新潟の避難所には、仕事を断わり避難を上役に切り出した際に「逃げるならクビだ」と捨てぜりふを吐かれた作業員もいた。いまだ原発周辺では高い放射線量が検出されているため、日当は高止まり状態だという。

※週刊ポスト2011年4月8日号

■原発 東京電力 の罪と罰 「自衛隊」「消防隊」に非情すぎる仕打ち

週刊文春 4・7 号 22p
http://www.bunshun.co.jp/mag/shukanbunshun/

原発 東京電力 の罪と罰
自衛隊 消防隊に非常すぎる仕打ち スクープ 首相はなぜ座視しているのか?    
                         
彼らは決死の戦いを毎日夜通しで行っている。恐ろしく寒いなか、放射能の危険に命をさらしながら戦いを挑んでいる。
彼らの披露はピークに達している。東電の「Jヴィレッジ」に彼らの本部がある。
全90室の贅沢なつくりの部屋がある。

彼らは寒中の作業の後、除染車から放たれる冷たい水で体は冷え切る。

ところがだ。彼らをまっているのはベッドではない。ここでは信じがたいことがおきているのだ。
東京電力本社の指示によりこの施設が彼らの本部に指定された。しかし、驚くことに客室の全てに鍵をかけ
かれらをしめだしたのだ。彼らはレストランの冷え切った床で寝ているのだ。
暖かいお湯のシャワーもなく、使えるのは共同トイレのみだ。
彼らの活躍があるからこそ日本が救われているのである。ところがこの惨状・劣悪な環境で長期戦などとても耐えられない。

「Jヴィレッジ」には管理会社の役員が滞在しているが、
彼だけがスイートルームでこうこうとした照明のもと、キングサイズのベッドに身を横たえているのだ。

東電は、事態の重要性をいまだに認識していない。
菅首相は命をかけた彼らを見殺しにするのか。
経済産業省は、大臣も問題意識をもっています、というが、改善の見通しが立っていない。

■線量計持たせず、防護服なしで作業させる

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110402ddm041040178000c.html

◇ガスマスクずれ、多分吸った/他にやる人間がいないんだ

 東京電力福島第1原子力発電所の事故処理に当たる作業員の多くが、被ばく量を測る放射線量計を携行していなかったことが分かったが、現場では実際にどのように作業が進められているのか。原発敷地内で数日間働き、自身も線量計を持たなかった東電社員の男性が毎日新聞の取材に応じ、作業実態の一端を明かした。【中川聡子、日下部聡】

 ■家族に告げず

 男性は3月中旬、上司から福島出張を打診され、「行きます」と応じた。その夜、本社に集合。幹部から「とりあえず行け。何とかしてこい」と言われ、着の身着のまま他の20~40代の作業員数人とワンボックスカーに乗った。「家族には心配をかけるだけだから福島行きは報告できなかった」。一方、友人には「2週間たって帰ってこなかったら両親に連絡してくれ」と頼み、出発した。

 作業は外部電源の引き込みだった。でも「現場がどうなっているのか、原発に入るまで全く分からなかった。既に同僚ががれきを片付け鉄板を敷き、足場を整えていたが、それも現場に入るまで知らなかった」。

 自衛隊や消防も待機場所とする福島県楢葉町の運動施設でいったん待機し、現場の放射線量が下がったことを確認して原発へ。顔全体を覆うマスク、ゴム手袋、長靴のほか、普通の作業服の上にガーゼのような白い布製の上下を着た。「きちんとした防護服は恐らく早い段階で切らして足りない状態になっていた」。さらに「長靴の上にもビニール製の防護をつけるべきだが、自分たちはコンビニでも買えるような簡単なゴミ袋のようなものを長靴の上にはいて、ガムテープで巻き付けただけだった」という。

 車で原発敷地内に入ると、最も線量が多いとされる3、4号機付近は猛スピードで駆け抜けた。現場に到着すると駆け出し作業に当たった。

 ■「現場で判断を」

 ガスマスクをしているため、大声を張り上げないと意思疎通がままならない。本部との連絡手段は携帯電話1台だけ。とはいえ本部も混乱しているため、指示を受けたり報告したりしている余裕はない。「現場で判断しろ、ということだった」。ところが作業中、本部から突然、終了時間変更の指示が飛び、混乱に拍車がかかった。

 本来なら3~4時間で終わる作業にのべ2日かかった。「ガスマスクとかで非常に動きづらいし、作業の際にマスクがずれる場面は何度もあった。多分、かなり(放射性物質を含む空気を)吸ってるだろうなと思う」。線量計はリーダー格の1台だけで、他の作業員は持っていなかった。

 3月24日に3号機のタービン建屋で作業員2人が汚染された水たまりで被ばくしたことについては「自分たちも可能性はあった」という。敷地内は地震の影響であちこち陥没して穴があり、水がしみ出していた。ガスマスクが邪魔で足元を確認できず、同僚が何人も穴に落ちた。

 ■健康に不安

 「アラームが鳴っても作業を続けた(2人の)気持ちもよく分かる。『他にやる人間がいないんだから、とにかくやらないといけない。やるまで帰れない』という焦りは現場では強い」と語る。

 敷地内では水素爆発の影響なのか車が建屋の外壁に刺さり、あちこちに津波で運ばれた大きな魚やサメが転がり、それを狙った鳥が上空を旋回していた。「ガスマスクの『シュー、シュー』『パコパコ』という音が響き、白装束の自分たちが作業している。全く現実感のない世界だった」と振り返る。

 最終日に被ばくの検査をしたが、人数が多く丸1日かかった。異常はないとされ、帰社すると「よくやった」と上司がねぎらってくれた。それでも「長期的な影響については不安だ」と漏らした。
 ◇線量計持ち出し、ごみ箱にも 震災で混乱、激減

 なぜ、原発復旧に携わる全作業員に線量計が行き渡らないのか。東京電力は31日夜、福島第1原発内に約5000台あった線量計が地震と津波で壊れて320台に激減し、チームで作業に当たる際に代表者1人だけに持たせていることを明らかにしたが、実際には震災当日の混乱で線量計が持ち出されたり、捨てられるケースも少なくなかった。

 原発では作業員が放射線管理区域から出る際、線量計を返却しなければならないが、3月11日の地震発生時はパニック状態となり多くの作業員が線量計を着けたまま逃げた。タービン建屋にいた作業員の男性は「線量計は東電の用意したかごに入れて外に出るが、そんなことはしなかった」と証言。東電関連会社の男性社員(40)も「そのまま帰宅した人が多かった。ゴミ箱に捨てられていた線量計もあったので回収したが、少ししか集まらなかった」と話す。

毎日新聞 2011年4月2日 東京朝刊

■東電 勝俣会長 地震直後にマスコミ連れて北京慰安旅行に出発

http://live.nicovideo.jp/watch/lv44904420

301 名前: M7.74(神奈川県) [sage] 投稿日: 2011/03/30(水) 16:35:45.71 ID:AuDUG0BM0
今北用まとめ
1.地震直後に、東電がマスコミ幹部を中国旅行につれていった事実はあるか
2.だれを連れて行ったか、どの会社のだれか
3.代金は東電が負担したのか
4.癒着ではないのか


1.Yes
2.秘匿
3.東電が多くを払った
4.あわあわあわw

ニコ動コメントもツイッターも荒れた。関係ないだろ、関係ない質問するなという火消しコメントが異様に多くて、直後に、ニコ動はストップした。

226 :M7.74(神奈川県):2011/03/30(水) 16:28:36.27 ID:AuDUG0BM0
>>193
補足
記者が会社名を開かせという質問に「2~3日中に発表致します」と会長発言
更に記者が「2~3日中に隠蔽工作するんだろ!」キレて追及したので「これはプライベートな問題であるので」と黙秘へ
記者「既にプライベートな問題じゃないんだよ!」とブチ切れ、放送カット

■お前は既に死んでいるー福島原発の土壌からプルトニウム

福島原発の土壌からプルトニウム 「人体に影響ない」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E0EAE2E7828DE0EAE2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2

東京電力は28日、福島第1原子力発電所の敷地内の土壌5カ所からを検出したと発表した。東電は、このうち2カ所については、今回の原発事故で核燃料の損傷により、外部に漏れた可能性が高いという。他の3カ所については、過去に行われた核実験に由来する可能性もあると説明した。

「人体に影響がない」 or 「今すぐ人体に影響がない」  =  「これからもっと事態が悪くなるから覚悟してね」 と言う意味なのは置いて置いて。。。。。

米国を始め、各国の核、原子力対策の専門家の協力要請を拒みに、拒み続けて、「対応が間違っている」 という指摘を無視し続けた挙句、地震発生から二十日経ち、、

いわゆるメルトダウンが起きていると発表ということですか? 

東電様の望みは、親方日の丸とマスコミを抱き込んでの殿様商売で選民ゴッコだと思っていたのは甘かったのですか?

東電様の本当の狙いは、カダフィや金正日を軽~く超えて、世界を巻き込んだ自爆テロ、この世を「北斗の拳」の様な世界にする事だったのですか?

なんでだろ? 

この事態は「悪意を持って計画的になされた」方が
「金の亡者の無知によって引き起こされた」と考えるよりマシだと思える。


■福島原発 敷地土壌からプルトニウム…「人体に問題ない」
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/03/29/kiji/K20110329000525370.html


東京電力福島第1原発の敷地の土壌から、半減期が極めて長く毒性の強い放射性物質プルトニウムが微量検出され、経済産業省原子力安全・保安院は29日、「高温で発生し重さもあるプルトニウムが出るぐらい燃料が損傷し、本来の閉じ込め機能を突破した。

事故の重大性、深刻さを表している」との見方を示した。 今回の事故でプルトニウム検出は初。東電は、米国や旧ソ連などによる過去の大気圏内核実験に伴って日本で観測されたのと同レベルとして「人体に問題となるものではない」としている。 

1~3号機のタービン建屋の外のトンネルとつながる立て坑で見つかった高い放射線量の水は、あふれて海に流出した状況は確認されていないが、保安院は地下水の状況を含め継続的に調査するよう東電に指示した。 

1~3号機のタービン建屋地下には、線量の高い水がたまっている。1号機では水を復水器に移す作業を進めているが、復水器が満水の3号機では別のタンクに水を移して空ける“玉突き”作業を始めた。建屋には冷却機能回復に必要な電気系統の設備が集中しており、水の排出が急務。 

枝野幸男官房長官は「燃料棒が高熱になって空だきとなるのは優先的に阻止しなければならない」と述べ、注水作業を重視する考えを強調。プルトニウム検出を受け「燃料棒が一定程度溶融したと思われることを裏付けるものだ」と、2号機の燃料棒の一部が溶融したとの認識を示した。 

プルトニウムは敷地の5カ所で21、22日に採取した土壌から3種類の同位体を検出。事故が原因とみられるのは、うち2カ所から検出されたプルトニウム238で、濃度は土壌1キロ当たり0・54ベクレル、0・18ベクレル。通常は最大0・15ベクレル程度という。ほかの3カ所は過去の核実験の影響と推定した。 

3号機はプルトニウムを使うプルサーマル発電をしていた。プルトニウムはウラン燃料が中性子を吸収してでき、他の号機の燃料にも含まれる。 4号機の中央制御室の照明が29日点灯。6基すべてで復旧した。

■「日当40万円出すから」 原発作業員 確保に躍起

「日当40万円出すから」 原発作業員 確保に躍起
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011032990065850.html

危機的な状況が続く福島第一原発。その復旧作業は放射能、時間との闘いで、作業員の確保が急務となっている。 東京電力の要請を受けた協力会社は、各地にいる作業員たちを呼び寄せようと躍起になっている。中には法外な高給を提示された作業員もいる。

  「日当四十万円出すから来ないか」。福島県いわき市からさいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)に避難している作業員藤田竜太さん(27)の携帯電 話に、旧知の原発のメンテナンス業者から誘いが入った。

 現場は福島第一原発。高給である以上、それだけ高い危険が待ち構えていることはす ぐに分かった。電線の敷設作業をしている友人からは「おれ、もう被ばくしているかも」と聞かされた。

 長男はまだ三つと幼く、妻(26)に は新しい命が宿った。ためらいなく断った。藤田さんは、「五十代以上の人は高給につられて原発に戻っているらしい。でも、おれはまだ若いし、放射能は怖 い。もう原発の仕事はしたくない」と語った。


 一方、協力会社の男性社員(41)は、勤務先から「人が足りないから戻ってくれないか」と第 一原発での作業を要請され、四月以降に福島に戻る。


 男性は計測器を使ってそこが作業できる場所かどうかを調べるのが主な仕事。原発の現状 からすると、まさにそこが最前線ともいえる。「特別な報酬があるわけではないが、危険な作業が待っているだろう。断ったら、恐らく会社にはいられない」と 半ば強制だと受け止めている。


 同県田村市の男性(58)によると、第一原発で働く知人の父に、「五十歳以上の人で原子炉近くに入ってもら える人を探している。手当は普通より多く払うからお願いできないか」という電話がかかってきたという。


 東京電力は現場の労務環境につい て、「放射線量が高いので、一人当たりの作業時間に限りがあるため、人員の交代が頻繁に行われている」と説明。また、「協力会社にお願いしながら人員を確 保している。作業費は協定に基づいて協力会社に支給しているが、個々の金額についてはコメントできない」としている。 (社会部・堀祐太郎)

(東 京新聞)

 



公共広告 AC

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理事 千葉昭      四国電力株式会社 取締役社長
理事 當眞嗣吉    沖縄電力株式会社 代表取締役会長
理事 西澤俊夫    東京電力株式会社 常務取締役
理事 原田正人    中部電力株式会社 常務執行役員
理事 深堀慶憲    九州電力株式会社 代表取締役副社長
理事 向井利明    関西電力株式会社 取締役副社長
理事 山下隆      中国電力株式会社 取締役社長
理事 若井泰雄    三菱電機株式会社 宣伝部長
名誉顧問 嶺井政治    沖縄電力株式会社 元会長

■東電、恩を仇で? 計画停電“原発ヒーロー”にも容赦なし

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110328/dms1103281136003-n1.htm

長期化が必至の東京電力の計画停電。その地域間格差が、新たな波紋を呼んでいる。元凶となった福島原発に命がけで協力し、帰還した消防隊員らが所属する 消防署に対しても、容赦なく電気を止めているのだ。英雄たちに対し、恩をあだで返すような機械的な対応に批判の声が高まっている。

 「原 発の放水では東京消防庁が大きくクローズアップされましたが、横浜市も22日から3日間、計67人を派遣しました。彼らも命がけで任務を遂行しましたが、 横浜市内の消防施設の一部が停電対象のまま。(停電対象外の)東京都千代田区に本部を置く東京消防庁との扱いの差に市民は憤っています」

  横浜市役所の関係者は不満を隠さない。同市消防局は18消防署と77出張所を有するが、出動した各隊員が所属する複数の施設が、計画停電の対象区域。横浜 を代表して命をかけた消防士に対する対応としては確かに冷たい。

 「各消防署には、最低3日間は対応できる非常用発電装置が備わっている ため、当面の業務に支障が出ることはありません。しかし、火災の際に役立つ各地の消防水利には、自家発電機能がない施設も多く、不測の事態が生じることも 考えられます。市民の命に関わるわれわれ中枢機関だけは、除外にしてもらいたい気持ちはあります」(市消防局企画課)

 横浜市と接する川 崎市も、隊員36人を派遣しているが、やはり計画停電の対象から外されていない。阿部孝夫市長が、清水正孝・東電社長に重要施設の停電除外要請したが色よ い返事は得られていない。川崎市と多摩川を挟んだ川向かいの東京都大田区は電気がともっているだけに川崎市民の不満も募る。

 「総合庁舎 の司令センターもこれまで2回ほど停電となりましたが、いまのところ自家発電機能があるため支障は生じておりません。変電所から直に線を引くには膨大な費 用がかかると聞いています。重要施設の停電回避に関する要請は続けていますが…」(市消防局広報)

 原発放水をめぐっては、計画停電対象 区域のさいたま市、千葉市の各消防局も数十人の消防士が出動待機を続けており、同様に市民の怒りが爆発する可能性がある。

■東電のカネに汚染した東大に騙されるな!

http://www.insightnow.jp/article/6430

寄付講座だけで、東電は東大に5億円も流し込んでいる。一方、長崎大学は、その買収的な本性に気づき、全額を東電に突き返した。水俣病のときも、業界団体は、東大の学者を利用して世論操作を行い、その被害を拡大させてしまっている。いま、同じ愚を繰り返してはならない。

なんと5億円! 寄付講座だけでも、これほどの大金が、東京電力から東京大学大学院の工学研究科にジャブジャブと流し込まれている。これは、東大の全86寄付講座の中でも、単独企業としてあまりに突出した金額だ。(詳細データ http://www.u-tokyo.ac.jp/res01/pdf/20110301kifu.pdf 本記事のコメントも参照せよ)

 東大だけではない。東工大や慶応義塾大学など、全国のあちこちの大学の大学院に、東京電力は現ナマをばらまいている。これらの東京電力のカネの黒い本性は、2002年の長崎大学大学院で暴露された。そもそも東京電力が、自分の管区とはほど遠い長崎大学に手を伸ばしたことからも、手口の異様さがわかるだろう。

 長崎大学医学部は、戦前の官立六医大の一つという伝統を誇り、その大学院医学研究科を2002年4月から医歯薬学総合研究科へと発展させることになった。ここに突然、東京電力が、9000万円で講座を寄付したい、と言い出した。テーマは、低線量放射線の人体影響。そのうえ、その趣意書からして、原発推進とも受け取れる表現が踊っていた。これに対し、当時の学長、池田高良(まさに被曝腫瘍が専門)は、趣意書の書き直しのみで、カネの受け入れを強行しようとした。

 このため、学内外から猛烈な反対論が沸き起こり、夏には混乱の学長選となった。おりしも、東京電力は、福島第一原発三号機で、炉心隔壁のひび割れの事実を伏せたまま、97年にむりに交換し、二千人近い作業員にかなりの被曝をさせ、その後もこの事実を隠蔽し続けていたことが、ようやく発覚した。もはや、なぜ東電が被曝後遺症を扱う池田学長に唐突に大金の話を申し出たのかは明白だ。かくして、代わって斎藤寛(公害問題が専門)が学長に当選。長崎大学は、9月に臨時教授会を開き、東京電力の寄付講座受け入れを取りやめ、すでに大学側に振り込まれていたカネ全額を東京電力に突き返した。

1956年に水俣病が発見された際、地元の熊本大学は、ただちに現地調査を行い、有機水銀が原因であることを特定し、チッソに排水停止を求めた。ところが、日本化学工業協会は、東大教授たちに水俣病研究懇談会、通称「田宮委員会」を作らせ、連中が腐った魚を喰ったせいだ、などという腐敗アミン説をでっち上げ、当時のマスコミも、この東大教授たちの権威を悪用した世論操作に乗せられて、その後も被害を拡大し続けてしまった。

 いままた、同じ愚を繰り返すのか。「核燃料70%の損傷」を、燃料棒292本の7割、204本のそれぞれにほんの微細な傷があるだけ、などという、アホな詭弁解説をまともに信じるほど、いまの国民はバカではない。なんにしても、テレビで口を開くなら、まず、東京電力から受け取った黒いカネを、全額、返してからにしろ。



■真っ先に逃げた東電社員が実名で身内擁護@mixi

ちなみに、この方はブログを閉鎖すると言って、都合の良い応援のコメントのみ残して書き込みできない様にしてトンズラ印象操作継続中です。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1689991019&owner_id=24641205

みなさんへ                2011年03月15日21:36

今日の朝方 発電所から避難させられ福島の親戚の家で家族と合流しました
とりあえず私は無事です

お前だけは安全な所へ…と言われ泣きながら企業さんの車で発電所をあとにしました

本当にこのような事になってしまい本当に申し訳ありません
東電はすごく叩かれてる…
でも逃げずに命懸けで作業を続けてるのも東電です
どうか非難しないで下さい

私も東電の社員として福島第二原発の所員として昨日まで現場対応にも参加してました
大津波警報で夜中の3時足元も見えないまま死ぬ覚悟で海の目の前での復旧作業…
冷却機能のある機械は海側のため津波でやられてしまいなんとか復旧しようとみんな必死でした
みんな疲労と戦いながら足を引きずりながら作業にあたっていました
冷却機能を復旧できなければ第二原発も第一原発のような爆発が起きていました
それを防いで全号機冷温停止させたのも東電です
発電所を見捨てて逃げればこんな状況では済まされません
逃げずに立ち向かっているんです
津波の影響は想像を遥かに超えていました
地震だけであれば第一原発の爆発も起きなかったんです

みんな自分の命を顧みず 停止する作業に全うしてます
多々噂があるけど避難勧告の圏外にいれば健康に影響ある程浴びる可能性は低いです

健康に影響がある程浴びるのは発電所で頑張ってる作業員のみんなです
殆ど寝ず食わずで現場に行っています
噂に左右されず 避難勧告圏外へ避難して外気になるべく触れないようにして下さい

彼氏は今もずっと発電所で夜勤を続けてます
今はただ皆の安全を祈るしかできない…
一番怖いのは発電所で作業している皆です
逃げずにそれに立ち向かっているのは東電と関係企業さんです

家族との連絡がつかない人もたくさんいるけど現場へ向かい作業をしてます

それだけは忘れないで下さい
一人でも多くの人に知って欲しい
悪用防止の為コピーではなくURL公開して下さい
発電所のみんなは逃げずに今も戦っています
住民の皆様には不安な思いをさせて大変申し訳なく思っています
誹謗中傷覚悟の上で名前も載せます
皆を守る為自分の命と引き換えに今も作業をしている人がいます

こんな状況ですが 自分の命を顧みず立ち向かっているみんなを見て 一緒に復旧作業に当たることができて 東電社員であること 福島第二原発所員であることを誇りに思います

東京電力
福島第二原子力発電所
電気機器グループ
大槻 路子