今日の午前中は久しぶりに何の予定もなくて
カーテンを閉めて部屋を暗くして寝ていました。
お昼前、いつもと違うアラーム音で目が覚めました。
人身事故による運行見合わせを知らせるアラーム。
午前授業の娘がちょうど帰る時間。
電車しばらく動きそうにないな。
もうちょっと寝ていたかったけれど迎えに行こうか。

外はこんなに晴れていたんだ。
それまでにもういっぱいいっぱいだったら
トリガーなんてなんでも。
別に大きなことじゃなくても。

お皿を割った
コーヒーをこぼした
転んで怪我をした
道が混んでいる
電車が動かない
荷物が多くて重たい
探しものが見つからない
雨が降ってきた
寒い
etc.

波波つがれたコップの水にあと一滴
不安定なジェンガの次の番

いっぱいだから、ほんの少しでも
こぼれてしまう。
壊れてしまう。

いつもいつも
つらいことあっても大丈夫って言ってきたのは
嫌なことあっても平気なフリしてきたのは
できないと思ってもやってきたのは
沈んでいても上げてきたのは
重たいもの背負っていても
それがわからないほどいっぱい笑ってたのは
大切にしたい人、守りたい人がいたから。

「本当はもうダメなんだ」なんて言って
その人を困らせたくないから。
困る顔見たくないから。
笑ってる顔だけ見ていたいから。

でも
ポイ捨てする人
置きっぱなしの人
怒鳴り散らす人
虐める人
馬鹿にする人
陥れようとする人
糾弾する人
etc.

そんな人を見て心が荒んでいく時
「此処って一体何なんだろう?」
「自分は一体何をしているんだろう?」って思った時
いつもの風景のどんな些細な出来事だって
トリガーになる。

きっと
いつも誰かに「助けて」「できない」って泣いている人は
コップの水をちょこちょここぼしているからまだまだ大丈夫で、ずっと生きていける。
それができる人は大丈夫。

きっと
いつも笑ってる人
明るくて優しい人
「大丈夫」って言ってる人
みんなをしあわせにする人
そんな人ほど本当は大丈夫じゃないんだって。
疲れ果てて自分でも気づかない内に
戻れない絶望の淵にいるかもしれないなって。
自分でもそこにいることを気づいていないし
気づいていたとしても誰にも悟られないように必死で隠しているからわからないって。

そんなことを思う今日この頃です。
色が変わる瞬間がある
さっきまで明るいのに
一瞬で暗くなる

私は時々叫んでいるから大丈夫…かな。