朝4時半に家を出て6時の新幹線で東京へ。

右差し「「いつか」は「今」」

朝の東京駅の人の渦にのみこまれないように必死でかきわけながら歩く。
友だちにリサーチしておいた一番迷子にならないルートで目的地へ急ぐ。
着いたー!ホッとして力が抜けました。
でもここから…怒濤の1日の始まりです。
 
この日、私は1日では足りないくらいのたくさんのことをぎゅうぎゅうに詰め込みます。
たくさんの人たちと出会い、予測していた以上の経験をすることになります。
 
1日で何日分の出来事をこなしたのかな…それも知らない土地で初めましての方たちと計画もしていない出来事ばかり。
あー楽しい!でも絶対帰ったら倒れるよ。
朝から順を追って書いていきます。
 
まずは朝一番のイベント
「HSCの子育てハッピーアドバイストークセミナー@TSUTAYA三軒茶屋店」
TSUTAYA枚方T-SITEに続いての参加となりましたが、このセミナーに参加して感じるのは皆さんのHSCに対する関心度の高さです。
話を聴く皆さんの姿勢から切実な思いが伝わってきます。
 
「甘やかしているから」とか「そんなわがまま聞かずに無理やりやらせればいい」とか「その内治るよ」とか、そんな簡単な言葉で片づけられないことなのです。
こんな言葉をかけられる度に感じる孤独感。
 
HSCという概念に出会うまでに、長く苦しい子育ての時間を過ごしてきた。
やっと「これだ」と思うものに出会えた。
試行錯誤の末、ようやくこの子にとって良い答えを見つけられるようになった。
 
長く苦しい時を経て、やっと、ようやく、ここに辿り着いたのです。
今の関わり方は、今までずっとこの子と接してきて見つけた「答え=結果」なのです。
それは絶対に正しいのです。
 
質問タイムはいつも時間が足りません。
全員の方が何かしら聞きたいことがあるんじゃないか、と思うくらい次から次へと手が挙がります。
その全てに納得のいく回答をしていく明橋先生はさすがだと思いました。
トークセミナーはもちろんですが、この質問タイムが重要でとても勉強になります。
HSCの子育ての悩みには、皆さん通ずるものがあるのだと思います。
一人の質問は、その方だけでなく皆さんが共通して聞きたいことなのです。
 
皆さんのお話を聴いていて感じたことは、HSCの子育てをする親御さんたちは、子育てのずっとずっと先を歩いている、子育てにとって本当に大切なものを見つけているということ、それは我が子がHSCでなければ、辿り着けなかった場所、見つけられなかった答え。
 
「他と違う子の親になるなら、他とは違う親になる覚悟が必要です」
エレイン・N・アーロン博士は「HSCを育てるときの親の座右の銘」としてこのように言っています。
この言葉のように、色んな葛藤を乗り越えて、覚悟を決めて子育てをしている親御さんがたくさんいました。
そしてそれは間違っていなかった、そうすることで、他では見つけられなかった大切なものを見つけられた、と。
 
その思いを聴いて「このお母さんに育てられている子どもさんはとてもしあわせだ」と思いました。
ようやくHSCのことが世間で知られてきたとはいえ、まだまだ認知度は低いです。
周りに理解されない中で、一番身近な親御さんが理解してくれるということは、どれほど心強いことかと思います。
それだけでしあわせに生きていけるのではないでしょうか。
世の中を変えることはすぐには難しいですが、自分が子どもの味方になることはすぐにできます。
それだけで十分だと思います。
そしてそれが一番大切なことだと思います。
 
目の前の子どもに寄り添う
人は人、自分は自分、この子はこの子、と境界線を引く
自分を褒める、誰かに褒めてもらう

これを親御さんたちがもう少し楽に実践できますように。
そのためにも私はこれからもっと外へ発信していこうと思いました。
 
明橋先生のトークセミナーの後…
長くて短い1日は、まだまだこれからです。
続きは明日書きます。
 
読んでくださりありがとうございました。
下差し