夜、外に出ると夏の匂いがしました。
匂いにとても敏感です。
匂いだけで色んな感情が沸き上がってきます。

夏は蒸し暑くて息苦しいし、汗でベタベタ不快だし、大嫌いな蚊とかゴキブリとかが出没するし…でも何故か?一番好きな季節なんです。
自分が生まれた季節って好きになるものなのかなー。
夏の匂いがすると気分が開放的になって「夏がきたー!」ってワクワクしてきます。

でも、夏の匂いって何の匂いなんだろう。
海の潮、雨で湿ったアスファルト、プールの塩素、花火の火薬、お祭りの屋台etc. 
そういうのの匂いかな。
夜のコンビニの駐車場で感じた、アスファルトからの湿った生暖かい空気の匂い。
それが、いつもキャンプに行く途中に立ち寄るコンビニの駐車場の空気とリンクして。
今から始まるキャンプのワクワク感。
その匂いでした。
思い出が匂いと共に記憶されている。
子どもの頃の思い出。
青春の思い出。
楽しかった思い出。
苦い思い出。

その時と同じ匂いを嗅ぐと、遠い記憶も呼び起こされる。
あまり楽しくなかったから思い出したくなくて、封印していた子どもの頃の記憶。
でも確かにあった私の子ども時代。
具体的な出来事は思い出せないけれど
夏の匂いは夏休みを思い出す。

そして、何が懐かしいのかわからないけれど、夏の匂いは懐かしくてツーンと目の奥が熱くなる。
自分が生まれた日を思い出しているのかな。
それとも私が長女を生んだ日…私が母になった日を思い出しているのかな。

今日から7月ですね。