社会に出ていかなければいけない現実が近づいてきた長女は進路について悩んでいます。
叶えたい夢と現実との間で起こる、焦りや不安。
同じ頃、私はこんなに真剣に悩んでいたかな…。

社会に出てから今までずっとさまよってきた私。
自分の気質をもっと早くに知っていたら、自分に合った仕事を求めてこんなにさまよわなくても良かったかもしれません。
「仕事」というより「働き方」です。

総合病院で正社員として働いていた頃は、若さと体力だけで乗りきっていたけれど、毎日クタクタに疲れ果てていました。

不規則な勤務、長時間労働、生命に直接関わるという緊張感、判断力、迅速力、コミュニケーション力、リーダーシップ、精密さ、強さ、優しさetc. 
そんなプレッシャーを毎日抱えて、心休まる日はなかったと思います。
それに加え、モニターの音、警告音、ナースコール、救急車のサイレン、色んな匂い、急変、トラブルetc. 
仕事から帰ってもモニター音が聞こえたり、夢の中でも仕事をしていたり。
ただでさえ過刺激の職場環境の中で、人の何倍も刺激を多く受けていたのだと思います。

職場への不満と他の仕事に対する好奇心から、3年単位で転職を繰り返し、副業も平行し、好きな仕事をしているのになんでこんなに疲れるのだろう?とクタクタの毎日。
あのまま働き続けていたら、心身ともに壊れていたと思います。

それでも、自分の生まれつきの気質を知って上手にコントロールできていたら、もう少し楽だったのかもしれません。
「境界」と「ダウンタイム」を大切にしていたら…。

さまよい歩いて今ようやく穏やかに働ける職場に居ます。

小さな職場。
人数が少ない。
皆さん優しい。
ややこしい仕事はない。
時間に追われない。
持ち帰りの仕事がない。
職場自体の休日がある。

余裕があると、人にも優しくできるから、職場環境はどんどん良くなる。
余裕がないと、自分のことで精一杯でピリピリして、職場環境はどんどん悪くなる。

競争させられたり
命令されたり
急かされたり
注目されたり
そんな仕事は向いていなかった。

人とゆっくり話をしたり
悩みを聴いたり
知っていることを伝えたり
痛みを癒したり
何よりも自分自身の生活を守れる
そんな働き方をやっと見つけた。

働くことは生きること。
社会的地位の高い仕事とか
高収入の仕事とかじゃなくて
自分に合った働き方を見つけることが、しあわせな人生を手に入れることだと実感しています。

私が自分で実験した結果は…
HSPは大きな組織よりも、小さな職場、マイペースで働ける職場、フリーランスなどが自分自身を発揮できる働き方ではないか、と思いました。

この歳になってやっと見つけた自分に合った働き方。
だから娘にも「今ひとつに決めなくてもいいよ。色々やってみたらいいよ。大丈夫だよ」って言って見守っていきたいです。
どこに向かってに進んでも大丈夫。