純米酒 | 今日もお酒が

純米酒

この名称も、日本酒を知るものにとっては、すっかり定着してきた。いわゆる、醸造用アルコールを加えていないもの。

 この醸造用アルコールというやつは、廃糖蜜を煮詰めた液体や穀物のでんぷん質を発酵させたものを蒸留に蒸留を重ねて、90度以上にした、いわば純粋アルコール。消毒用にも使えるらしい。

 つまり、純米でなければ、必ず、こいつが添加されているということ。吟醸や大吟醸でも同じですぞ。ただ、しっかり酒造りをしている蔵元でも、飲み口がすっきりする、香りがでやすい、などの理由で、この消毒液にも使えるものを好んで加えてしまうところもある。

 悪酔いの原因のひとつに、おそらく、このきわめて工業的なアルコールの存在があると思う。このアルコールに直接害があるかどうか、専門家でない私が知る由もないけど、醸造酒と蒸留酒をブレンドしているにもかかわらず、醸造酒を名乗ることにも疑問が残るし、なんかいやな相乗効果が生まれている可能性だってあるじゃないですか。

 また、香りが良くなり、すっきり、となれば、飲みすぎることにもなり、悪酔い、二日酔いを助長しそうでもある。

 そうしたことを抜きにしても、私は純米酒の方が好みです。それを嫌う人も多いのだけれど、コク、が本醸造とくらべると断然感じられることが、その理由。アルコールが添加されていると、すっとは入ってくるけど、コクではなく、咽喉モトに引っ掛かる感じが残り、舌先にはとがった味が残ってる、耳には、キーンという音がしてるような。

 よくできた純米だと、飲み口はさわやか、重厚なコク、舌先には、ほんのり、米と麹の味わいが残る、そんな感じだろうか。

 でも、純米酒でも同じ量飲んで、残るものとそうでないものがあることに、だんだん気づいてきた。これは、どうしたことだろう。