夏の天の川のとこ、良くてこの程度だから簡易赤道儀のセッティングもしなかった。
だからカメラで撮ったのはこの1枚だけ。
紫金山・アトラス彗星は、Seestarで撮れたから目的は達成できたと自分に言い聞かせて店じまい。
帰りは来た道を戻る。
万座経由で帰った方が早いんかなあ、とか思ったが、
夜間は有料道路が開放されてるからね〜
「遠回りになるから草津に下りた方が早いです。」とアドバイスされた。
湯釜通過して下り道となりつづら折れを走ってたら、フロントガラス越しに星のようなものが見えた。
「ん?」
まあいいや、終わったんだから…
気持ち的には帰りモードになってるからそのまま運転を続行。
でもやっぱり気になってたんだろう、急カーブのとこに🅿️があったのでちょっと停車する。
外出ると、
「こ、これは…」
山から見下ろす先にあったのは、
『完璧な夏の天の川』
いやあ、草津白根からの夏の天の川がここまで素晴らしいとは…
ソフトフィルター忘れたのが悔やまれた。
銀河系中心方向の天の川
とりあえず、のつもりが簡易赤道儀をセッティングしたりSeestar出したり、しっかり撮影モードになっていた。
いつもの、さそり座アンタレス付近のカラフルな領域をISO25600、30秒×20枚で撮影。
画像処理前がこれ。
アンタレス付近は、その豊かな色彩から『カラフルタウン』と呼ばれているらしい。なので、思い切って派手めにいじってみた。
どぎつ過ぎるが、雰囲気的にはこんな感じの色彩だしたいな…
上の写真の中央下のM4という球状星団をSeestarで撮るとこんな感じに。
その流れで、いて座の干潟星雲(M8)
そのすぐ上の三裂星雲(M20)を
5〜10分のスタックで綺麗に写ってくれた。
ついでに近くにあった知らない散光星雲(IC4685)も撮ってみた。
時間とともに秋の星座も登ってきたので、アンドロメダ銀河も撮っておく。
あまりに巨大すぎて画角からはみ出してしまう。つまりこれがSeestarの弱点のひとつなんだ。
でもこれ、将来的(近い将来かな!?)にはアプリがモザイクモードで対応してくれれば解決できる。
撮りたい領域設定すれば、自動でその領域分の撮影をして自動で画像つなげて一枚の写真にしてくれる機能。
草津白根は星空眺めるには最適な場所だと思った。あちこちに車止められるスペースがあり視界はどこでもほぼ360°。平日なら通過する車も少ない。
アクセス含めると、星空観測地候補のNo.1になったかもしれない。
そのアクセスだが、撤収したのが1時45分で自宅着が3時43分だった。
たったの2時間だぜ。高速なくてだ!
そのからくりは、撮影地から渋川手前までオレの前走ってる車が一台もなかったから
誇張で言ってるんじゃなくて、ホントに一台も走ってなかったんだ。
しかも渋川からは準高速の(笑)R17上武道路がある。
そう考えると高速代払って長野行くより草津白根行く方がコスパもタイパもいいんじゃねーか?
そう思った瞬間
目からウロコが落ちた。