す寒冷渦が東に抜け、ようやく安定した天気が戻ってくる…という予測をもとに星空(天体)撮影に出かけることにした。

当初、

「日中山歩きしてそのまま徹夜しちまえばいいんじゃねーか!」

と思っていたが、

それ、いつもの体調不良による気力低下につながると思ったので、

星空一本に集中することにした。


6/5は早朝から絶好の登山日和。

「こんな日に家に引きこもって夜になってのこのこ出かけるんか!」

というジレンマ。

ま、そこは登りたい山ないし、

登る意欲もないという自己肯定が勝る。


朝からSCWの雲の動きと局地高精度モデルにかじりつく。

美ヶ原予定が八千穂高原になったり高峰高原に変わったり…

時間とともに雲が広がってくる傾向が明らかになった。

でも最終的に野反湖or横手山付近で勝負かけることにした。


家を16時半に出発して…

薄明終了が20時40分だからゆっくりでいいんだ。

野反湖方面への分岐を19時頃通過する。

行く手の山々の上には雲がかかっていたので、

「志賀草津道路いっちゃうか!」

と、草津に進路を変更。

「いや待てよ!」

一旦止まって、SCWのリアルタイム雲画像確認すると、野反湖には雲がかかってなかったので、Uターンして野反湖目指す。


どこかで雲が切れてくれるはず…

そう願いながらの25kmの道のり。

でも着いた野反湖は、

「オレたち、ここから離れるつもりないでー!」

って位の気合いが入った雲が居座っていた。

SCWは

「待てば何とかなるで〜」

って言っとるが、オレは信じない。

別なとこ行く。

「草津白根方面もヤバいかなあ。。」

「高峰高原にすっか!」

ナビ入れると、

ガーン

「あ〜遠すぎだよ!!」

仕方なく横手山にする。

それだって35kmだからな。。


平日の夜でも賑わう草津の温泉街を通過して志賀草津道路へ。

と、いきなり硫黄臭。

つづら折れ登ってる間ずーっとだからスゴいよね〜

別に嫌いじゃないんだけど、以前これがきっかけで鼻炎になったことあるから多少の不安はある。

登り切ると湯釜の駐車場だ。

でもここ、まだ噴火警戒レベル1継続してるから閉鎖してるんだね。


万座に下る分岐を過ぎ、道路脇にいくつか点在する駐車スペースに車が止まってた。

おそらく同類。

…ってことは。。

少し走ってとこに駐車場があったので、一旦止めて、外出たら、

「うわぁ〜満天の星だあおねがい


ってわけで、そこが撮影場所となる。

で、真っ先に撮ったのが紫金山・アトラス彗星だったわけ。


車から降りて撮影するまで10分もかからない、ってとこがSeestarの素晴らしいところ。

次にM51子持ち銀河


これ6分のスタック。


ちなみに自宅で15分スタックがこれ


ここまで差が出ると多少の無理はしてでも山で撮りたくなるよなあ。。


こぎつね座の亜鈴状星雲(M27)


さらに、おおぐま座の銀河(M101)


でも、その後もとんとん拍子に、

って訳にはいかない。


『満天の星だった。』


のは、実は天頂付近で、実際はガスが流れていて晴れたりガスったりの状況だった。

だからイマイチ撮影もスムーズにいかなかった。


そうこうしていると、車が一台入ってきて、たまたま同じグンマーの人だったので、星空撮影地のこととか撮影方法とか話が弾んで、撮影は「こんなもんでいっか!」と思ってしまった。


結局ガスに包まれる時間が長くなって撮影どころでなくなったので0時に撤収した。

夏の天の川は次の機会に…


しかし、今回はこれで終わりじゃなかったんだなあ。。